tag:blogger.com,1999:blog-72725592302252617202024-03-14T13:30:16.706+09:00もりとにーのブログプログラミングを中心に,自分が好きなことを書いてます。TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.comBlogger91125tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-1796091308433404192023-10-26T14:49:00.000+09:002023-10-26T14:49:01.404+09:00 千年以上前からあった衝突判定(コライダー)の概念<h3 style="text-align: left;">千年以上前からあったコライダーという概念(質礙)</h3><p>人間は同じ概念を別の場所・時代で再発見することがままある。例えば文字という概念は古代メソポタミア文明で生まれたが、メソアメリカの文字はそれとは独立に発明されたと言われている。</p><p>文字という極めて重要な概念であれば独立した時代・地域で発見されてもそこまで驚きはしない。しかし、ゲームなどで使われる「衝突判定」あるいは「コライダー」という概念が千年以上前にあったというのは特筆すべき点であろう。その概念は仏教思想を語る上で生まれた「質礙(ぜつげ)」という概念である。中村元 著『広説 佛教語大辞典』からその言葉を引用する。</p><p></p><blockquote><p>ぜつげ【質礙】<br />同一時に同一場所を占めえないこと。物体が特定の場所を占めて、他の物を入れないこと。或るものと他のものとの間に隔たりをつけること。一つの物が他の物をさまたげること。物質的な障りのあること。物質(色[S]rūpa)の特質→色〈『倶舎論』二巻一九オ〉〈『四教儀註』中下二八〉〈『正法眼蔵』物性[大]八二巻九五上〉</p><p>中村元 著(2001)『広説 佛教語大辞典』東京書籍、中巻<br />引用者註: 原文では[S]は四角にS、[大]は丸に大である。</p></blockquote><p>「同一時に同一場所を占めえないこと」というのは、いわば「二つのりんごが同じ場所に存在することはできない」という話である。当たり前過ぎて意識しない物質の性質であるが、これを概念として取り出して名前をつけていたというのは驚きである。仏教では「色(物質という言葉とほぼ同義)」について分析するということが行われていたようで、その過程で生まれた概念だろう。</p><p>その一見当たり前過ぎて役に立たないようにみえる概念は、物理ゲームエンジンなどを作る際に再発見された「コライダー」という概念と同じである。「コライダー」は3Dゲームのオブジェクトが他の物体にぶつかるか、ぶつからないかを決める性質である。3DゲームエンジンのUnityなどではコライダーを付与する/しないを選択することができ、コライダーが存在しないオブジェクトは他の物体と干渉しないため、床をすり抜けて落ち続けたり、壁を通り抜けたり、他のオブジェクトのなかにめり込んだりする。つまり、「同一時に同一場所を占め」ることができる。</p><p>「質礙」という言葉の初出についてはきちんと確認していないが、引用した中にある『倶舎論』は4世紀~5世紀頃に成立した文章であるらしく、千五百年以上も遡ることになる。私は仏教に関しては素人でありこれ以上詳しく語ることはできないが、物質の隠れた性質を精緻に分析した仏教・インド哲学の思慮深さには感服するばかりである。</p><h3 style="text-align: left;">『好色一代男』に見る愚かな概念</h3><p>「質礙」には劣るが、現代にも受け継がれている、あるいは現代で再発見された概念を『<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%BD%E8%89%B2%E4%B8%80%E4%BB%A3%E7%94%B7">好色一代男</a>』を読んでいた際に見つけたので紹介する。その一つは「無間の鐘」である。つい最近刊行された光文社古典新訳文庫の『好色一代男』には次のように註釈がつけられている。</p><p></p><blockquote><p>遠江国小夜の中山観音寺の鐘で、撞くと後世は無間地獄に落ちるが、現世は裕福になるといわれ、撞く者が絶えなかったので地中に埋められた</p><p>井原西鶴 著、中嶋隆 訳(2023)『好色一代男』光文社、光文社古典新訳文庫、P141</p></blockquote><p>どこかで聞いたことがある概念だなと思って思い出したのは「<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/5%E5%84%84%E5%B9%B4%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3">5億年ボタン</a>」という概念である。「5億年ボタン」はそのボタンを押すとボタンを押した本人は異次元空間に飛ばされて五億年を過ごし、その後記憶が消えた状態で元の世界に戻されてお金などが得られるというボタンである。つまりボタンを押した現実世界の人間は何も感じないが、実際には異次元空間でつらい生活を送ることになるというものである。どちらも自分は幸福になるが、感知できないどこかで不幸になるという点が同じである。初出は2001年の<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/SOTA">菅原そうた</a>により発表された短編マンガであるようだが、作者が「無間の鐘」を知っていたかどうかはわからない。しかし、この他の漫画や2chなどで繰り返しモチーフにされた(高校生の頃に読んだ「<a href="http://blog.livedoor.jp/tamama_/archives/7850599.html">ベジータ、一瞬で5億年分の修行ができる空間があるんだ</a>」という2chのスレは当時かなり面白く感じ、よく記憶に残っている)。</p><p>もうひとつ、少々猥談になるのだが、「契りの隔て板」というものも『好色一代男』で紹介されていた。同じく光文社古典新訳文庫の『好色一代男』から引用する。</p><p></p><blockquote><p>『契りの隔て板』というのもあります。これは小座敷の片隅に、女が寝られるように化粧版を敷き、亀頭が通るぐらいの穴を穿っておきます。男が板の下で仰向けに寝られるように、一尺あまりの隙間を拵えておくのです。</p><p>井原西鶴 著、中嶋隆 訳(2023)『好色一代男』光文社、光文社古典新訳文庫、P144</p></blockquote><p></p><p>これは英語圏ではグローリーホール(glory hole)、日本語では<a href="https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB">ラッキーホール</a>などと呼ばれているものである。グローリーホールあるいはラッキーホールは、男性の股間の高さに数センチの穴が開けられた仕切り板で、そこに陰部を挿し込んで仕切り板の向こう側にいる相手に奉仕させるというものである。「契りの隔て板」は男女が密会して情事にいたる方法のひとつとして紹介されており、特殊なプレイとして提供されていたわけではないようである。だが江戸時代の頃にあった概念が海の向こう側にもあるというのは面白い限りである。</p><p>この3つの概念はあまりインターネットで調べても紹介されているものが少なく、現代の概念と結びつけているような記述も見当たらなかったので紹介した。もしまたこういった古くからある「人を惹きつけるような概念」を見つけた場合はまた紹介したいとおもう.</p>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-33707838135975416862023-03-22T03:18:00.002+09:002023-03-22T03:18:48.443+09:002023年3月近況<h3 style="text-align: left;"> 2023年3月近況</h3><div>最近更新してなかったし,普通に鬱っぽい気持ちが続いていて何もできていないので近況を書いて気分を紛らわせることにする.</div><div><br /></div><div>コロナに罹った</div><div>1月中旬にコロナに罹った.喉の痛みがだいぶ強くて辛かった.体の怠さもかなり深刻でUberEatsで2,3回ゼリーやポカリなどを頼んだ.なおコロナ前はだいぶ心の調子が良くて大学に行けていたのだが,コロナにかかってからほとんど大学に行けていない.</div><div><br /></div><div>Stable Diffusionで遊んだ</div><div>Stable Diffusionが早くなったみたいなTweetを見かけたのでStable Diffusionをインストールして遊んでみた.もともとStable Diffusionが出てAutomatic1111のwebuiが出た頃に一度やっていたのだが,その頃は1枚画像生成するのに30秒かかったり,Waifu-Diffusionが出た頃か出る前だったので全く好みの絵が出なくてすぐに辞めてしまった.</div><div>だが今回起動してみたところいつの間にか1枚の生成に7秒ぐらいしかかからないようになっていたり,モデル自体もだいぶ改善されていて大変楽しかった.LoRA(追加学習)が流行りプロンプトに頼らずに目的の画像が生成されるようになって盛り上がってるときに触ったので大変良かった.今はControlNetで構図などがいじれるようになってまた盛り上がってる……</div><div><br /></div><div>ベトナム旅行に行った</div><div>3/8-3/15にかけてベトナム旅行(ホーチミン)に行った.日本人街,市場,ショッピングモール,クチトンネル遺跡,仏教寺院,食事処に行って堪能してきた.Slack・メールを見ないようにしていたおかげなのかベトナムが楽しかったおかげなのかは分からないが楽しむことができたので良かった.</div><div><br /></div><div>最近の読書</div><div>捗ってはいない.吉村昭『黒船』や上橋菜穂子『鹿の王』など小説を2つ続けて読んでいた.</div>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-65096069958807136722022-12-19T23:50:00.003+09:002022-12-19T23:50:37.903+09:00初めてのまともな東京観光<p>東京行くのはだいたい何かのついでで,目的を達成したあとの日曜の夜にちょっとだけ遊ぶということを繰り返していたので,初めてちゃんと旅行をした.</p><h3 style="text-align: left;">ホテルの予約について</h3><p>ホテルの予約は早めにしておいた方が良い。1、2日前に突然予約しようとすると1万円以下の普通のホテルはほとんど埋まっている(旅行支援の影響で相場・需要共に高くなっている可能性はあるが)。</p><h3 style="text-align: left;">千葉の浜</h3><p>幕張の浜は人工的な浜らしい.丸い石とかが全然なかった.</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEh_BkPKzT1RKvzugKjxttNVCDc-YDbtvlerJZ5LfEl2DWzLYTjH1cYA4MVx_XCfr8CDH5GNOy6biX_7MeXviBm9MWRAOBgiPMsIg8EZDtpSCTbJjAdczL9M6pHhl5w7B77-5zdJxitZkRVVo6lahqmyloTlY7vjzIoVkmsz4OPTOySZZ2E15cAh6Q" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEh_BkPKzT1RKvzugKjxttNVCDc-YDbtvlerJZ5LfEl2DWzLYTjH1cYA4MVx_XCfr8CDH5GNOy6biX_7MeXviBm9MWRAOBgiPMsIg8EZDtpSCTbJjAdczL9M6pHhl5w7B77-5zdJxitZkRVVo6lahqmyloTlY7vjzIoVkmsz4OPTOySZZ2E15cAh6Q" width="320" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div><p></p><h3 style="text-align: left;">快活クラブでの宿泊について</h3><p>今回宿泊した快活クラブ新宿西口2号店は悪くない。シャワーは3つあり、許可なく使える。また鍵付き完全個室でしかも受付も自動化されているのでちゃんと快活クラブのカードを持っていけばすぐ入れる。料金は出る時に決まるので入る時には聞かなくても良い。USB充電ケーブルやタオルなどは中で販売されおり、セルフレジで購入が可能。USB-A to USB-Cのケーブルは持っていったほうが良い.歯磨きセット、タオルさえ用意しておけば普通にカプセルホテルとして使える。</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">SICE SIへの参加</h3><p>全く論文が書けない僕のために先生が条件無しでSICE SIに参加させてくれた。昔参加したときは発表するだけで,他の人の発表を見るのは初めてだったのだがこんなもんかと言う印象を受けた。具体的な内容への言及は避ける(参照→個人的な研究の日報のHackMD).</p><h3 style="text-align: left;">都庁</h3><p>都庁の一番上には夜10時ぐらいまで無料で登れるらしいので行ってみた.夜に行くとガラスに明かりが反射してしまいうまく写真は撮れないのだが,それなりにきれいな景色だった.半分ぐらい韓国人,残りの半分ぐらいは欧米系の外国人という感じだった.</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhT-KPlpy5-xDH6_LoqvxXEBavXxMlHKg3iDu54tyajN8Jwc1YWgpU3Kje9S8NWP9v6T13uT3qeVmo82AS0uF82r-SBdB5IHHW4m1dUKdpHj2U4m5gKLHkbIcW9rdFqAdsecbyZZkn3JIHZJDHwSGXDIvYsONIwvWBEihQyvK07RMWfiCtv32vSYQ" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhT-KPlpy5-xDH6_LoqvxXEBavXxMlHKg3iDu54tyajN8Jwc1YWgpU3Kje9S8NWP9v6T13uT3qeVmo82AS0uF82r-SBdB5IHHW4m1dUKdpHj2U4m5gKLHkbIcW9rdFqAdsecbyZZkn3JIHZJDHwSGXDIvYsONIwvWBEihQyvK07RMWfiCtv32vSYQ" width="320" /></a></div><br /><p></p><h3 style="text-align: left;">国立国会図書館</h3><p>本棚を見ながらぶらつくか~と思いながら行ったのだが,まさか辞書類以外はほとんど閉架となっているとは知らず,びっくりしてしまった.特にバッグなども持ち込めないのは驚いた.紙とペンとスマホとカード(あるならパソコン)だけ持って入ることになる(館内写真撮影禁止)</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiUENMOmX9vIKobCNzreTu9yevp3YVPuUZ4wQfMy010OmliMf5H3xAEDriE5IFbNLGzu19lf0lCRORYLNZ4D1LdaqxEfgriv2oZyF3vDwbx-qJkIhk2DXHXk2BwLR5sYtmLd05nL97nzKCHfvA9WuJQDwI0d6DGpHBMpr0H4WGSai5RT5whd9mRUg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiUENMOmX9vIKobCNzreTu9yevp3YVPuUZ4wQfMy010OmliMf5H3xAEDriE5IFbNLGzu19lf0lCRORYLNZ4D1LdaqxEfgriv2oZyF3vDwbx-qJkIhk2DXHXk2BwLR5sYtmLd05nL97nzKCHfvA9WuJQDwI0d6DGpHBMpr0H4WGSai5RT5whd9mRUg" width="180" /></a></div><br />.本を読みたいときは,館内にたくさんあるPCから持ってきてもらえるように申請してカウンターで受け取る(30分ぐらい).館内に居た人の半分ぐらいはカウンターの近くで漫画を読んでいた.ふるい雑誌を手にしている人も見かけたが,残りの殆どはちゃんと目的を持ってきている文系という感じだった.デジタルコレクションでスキャンしたやつが館内で見られるが,前もって何を読むか決めていかないと普通にナニシタライインダロという感じになる.名古屋市図書館や大学の図書館になくて国立国会図書館にあるもの,というのがあまり思いつかないのでそこまで利用する機会はなさそうだなと思った.<p></p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjkOA74o_ci05cHDtd1n-Y5z08Jj--hLci0P2MVW8p7XOOS-x19SLZJSGZexrwZ6jN2PCealO8vPpVNHcWweYN5CSgQoiN0gd8otJ1i6l9O8cGtbuBsf3buCEfaKhl706NsKIGPmrYf9U-C27Ju6Lll3zOuu3I-UmrRfRcWHUm9n4hdwdrM5tDcVg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjkOA74o_ci05cHDtd1n-Y5z08Jj--hLci0P2MVW8p7XOOS-x19SLZJSGZexrwZ6jN2PCealO8vPpVNHcWweYN5CSgQoiN0gd8otJ1i6l9O8cGtbuBsf3buCEfaKhl706NsKIGPmrYf9U-C27Ju6Lll3zOuu3I-UmrRfRcWHUm9n4hdwdrM5tDcVg" width="320" /></a></div><br /><p></p><h3 style="text-align: left;">靖国神社 遊就館</h3><p>すごい右翼的な内容になっているという<a href="https://twitter.com/kivantium/status/1274255903647076352">ツイート</a>を一度見てから行ってみたかったので行ってみた.しかし時間ギリギリに行ったのであまり集中して見ることができず,あんまり望んだものを見つけられなかった.当時の国威発揚の雰囲気のある口調の音声が流れ出ていたり,ナントカ戦では見事な大勝利を収めました!という展示や,アメリカがだいぶ無理な要求をしてきましたという展示はあった.ただ一応亡くなった兵隊さんを弔う場所という体であるので,どちらかといえば殉職した人の遺品や,その人がどのような武功をあげたかがまとめられた展示が多かった.壁一面殉職した兵隊の顔写真がはられている部屋は流石に少し驚いた.思い返すと東條英機の顔写真を見た記憶がなく,あまり目立たないようにしているようだった.ノリノリにノッた「我奇襲に成功せり」という電報のメモは当時の人の心の中を感じ取れたりして良かった.欧州系の外国人が半分ぐらいいたように思う.中国語・韓国語は耳にしなかった.</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgpqBG5GOBXfgDN2jZS3_4qa_7GfWcaOFlo5qUFYhjaLHI04rzd5_k8enQ_SlrdeBN5BPlBKql1mRd14beDAzSlncjpyMNsbNDCxUCYTLXVQvYekQwrG1JiVf5UWy5TF59wXiVqKBunau90ZKrDon6SIjnCm9SkQe7dyoalcSCITJHZs6RK-RAWvg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEgpqBG5GOBXfgDN2jZS3_4qa_7GfWcaOFlo5qUFYhjaLHI04rzd5_k8enQ_SlrdeBN5BPlBKql1mRd14beDAzSlncjpyMNsbNDCxUCYTLXVQvYekQwrG1JiVf5UWy5TF59wXiVqKBunau90ZKrDon6SIjnCm9SkQe7dyoalcSCITJHZs6RK-RAWvg" width="320" /></a></div><br /><p></p><h3 style="text-align: left;">神保町</h3><p>靖国神社から近かったので寄ってみた.道の片側が全部古書店みたいな通りがあり,すげーとなった.「〇〇シリーズ全部揃って○千円」みたいなものが多く,ちゃんと探せばいいものが見つかりそうではあった.中村元の大乗経典解説書でも買おうかなと思って軽く見てみたが見つからなかった.正直ブラつけるという点では国立国会図書館よりも良かった.古書店ごとに専門とするジャンルが違うのが興味深かった(戯曲・人文系・雑誌など).</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">将門塚</h3><p>近かったので寄った.帝都物語また見ようかな.</p><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhfQgQKS6erqNLpU0qmLb5bGWXSE7kznV4b8sqpbfApWONk5weGzLzeYeXqWdmvssdFzLWGTHcRWJNWvEY-ZjSNOdtS3IVdE5cU-6Lav9LxicIA4z3puqXKPl8q4zkC_OIw9VX8ukZQCIEHoWc-TAOGDDOzl3TXHA1Ydjg86xDKbnt9DF6tydXCzQ" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhfQgQKS6erqNLpU0qmLb5bGWXSE7kznV4b8sqpbfApWONk5weGzLzeYeXqWdmvssdFzLWGTHcRWJNWvEY-ZjSNOdtS3IVdE5cU-6Lav9LxicIA4z3puqXKPl8q4zkC_OIw9VX8ukZQCIEHoWc-TAOGDDOzl3TXHA1Ydjg86xDKbnt9DF6tydXCzQ" width="180" /></a></div><br /><br /><p></p><h3 style="text-align: left;">国立科学博物館</h3><p>11時~15時まで4時間ぐらいかけて見ていたらしい.正直見るものが多すぎて2時間も経つと疲れてくるので昼ぐらいになったら館内にあるレストランに入って休憩するのが良い.子供が多くてよかった.中身はまぁ今までの人生で見たことのある科学博物館の規模を大きくしたという感じだった.重力を計測する鉛玉の実験装置があったのは良かった.子供時代この博物館を舞台にした漫画(まんが恐竜博士シリーズ)を読んでいたので,聖地巡礼ができた.デスモスチルス・ナウマンゾウ・フタバスズキリュウ・ティラノサウルスの骨格標本・化石が見ることができてよかった.<br /></p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhDVjP6kUvBLBjk_qq4_IeIROr-_6vE9vuPLVB7U4xr36k08By5XLtVWhXLDyJEAvZSL2k_V8ZdA6OuEacPeY6ysTpZTSWJogFhWwX_gpPCwSxptd06UFJIqF4Yuju7AWZFiiuJbS0-rDaxRJ6ockdIhffyT4V0GtZJE6hRmOM-5q88qVWntMlGSg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhDVjP6kUvBLBjk_qq4_IeIROr-_6vE9vuPLVB7U4xr36k08By5XLtVWhXLDyJEAvZSL2k_V8ZdA6OuEacPeY6ysTpZTSWJogFhWwX_gpPCwSxptd06UFJIqF4Yuju7AWZFiiuJbS0-rDaxRJ6ockdIhffyT4V0GtZJE6hRmOM-5q88qVWntMlGSg" width="320" /></a></div><br /><p></p><h3 style="text-align: left;">浅草寺</h3><p>新幹線が遅延してたので見に行った.実績解除のためだけという感じ.</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEi8FmNpduYkM5pPu9tVnyUP98vlPuMMOCqktJHUWla74baPFMUDKoF5KKVw7TR2FRGpllg9snLZhNL0OnBACmYkyVAaV2VyeBKntKy6vsjeYVuKWr3Ijke-NG7oGP9LzgQNiZKtg2E77pjmlGcw6nOcN0EjzRBkF5-j5JYwsK0mbtEMCDkhf33rIw" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEi8FmNpduYkM5pPu9tVnyUP98vlPuMMOCqktJHUWla74baPFMUDKoF5KKVw7TR2FRGpllg9snLZhNL0OnBACmYkyVAaV2VyeBKntKy6vsjeYVuKWr3Ijke-NG7oGP9LzgQNiZKtg2E77pjmlGcw6nOcN0EjzRBkF5-j5JYwsK0mbtEMCDkhf33rIw" width="320" /></a></div><br /><br /><p></p><p></p><h3 style="text-align: left;">新幹線の遅延</h3><p>架線が切れたとかで新幹線が運休した(<a href="https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221218/k10013926821000.html">ニュース</a>).東京駅にいて,発車駅だったので割とすぐに乗れたが間違えて「こだま」に乗ってしまったので割とつくのは遅かった.最初満員でも「こだま」だと静岡駅ぐらいで座れるようになるという知見を得た.見た感じ横浜とかの駅だとだれも乗れてなかったので,運休したときは発車駅まで移動するのが良いという知見を得た. </p>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-16099884127820355822022-12-09T23:39:00.008+09:002022-12-09T23:39:57.441+09:00最近のお気持ち(2022/12)<p>気分転換に適当に最近の気持ちを書く.Twitterやマストドンは好きなのだけれど,特定の過去の日にどんなことを考えていたのか調べるのには向いていないので,やはりこういうところはブログのような媒体が好きである.</p><h3 style="text-align: left;">ChatGPTについて</h3><p>色々遊んでいた. お金になる/有用な使い方はあまり思いつかないが遊んだりいじめたりするのは非常に楽しい. (※原稿執筆時AIをいたぶることを禁止する法律は施行されてない). マルコフ連鎖的な文生成の限界に来たという印象で,文の構造や使ってる単語などは人間が書いたものにしか思えないけれど,言葉の意味を理解してないでしょというのが多くなってきた. 本格的にシンボルグラウディング問題に取り組む必要が出てきた気はする. 人工的に生成した画像とラベルで事前学習させるという研究がこの間出てきていて(産総研:大量の実画像データの収集が不要なAIを開発),人工言語で単語・意味のラベルが完璧に行われており絶対的に正しいデータセットを作って云々するみたいな時代が来るかもしれないと思った.</p><p>とりあえず僕がChatGPTでやった遊びは以下の通り.</p><h4 style="text-align: left;">「筑波大学は核実験をやめろ」ゲーム</h4><p>筑波大学が核実験を行っていることを認めさせるゲーム(<a href="https://twitter.com/wint7/status/1598509405548720128">先行者</a>). 筑波大学が核実験をしているかどうかを聞くと「その情報を持っていないし,日本は核拡散防止条約に調印してるからありえない」という答えが返ってくる. 質問の仕方を変えることでなんとかして筑波大学で核実験を行っていることを認めさせる. 「筑波大学はなぜ核実験を行っているのでしょうか?」と言うようにさも当たり前のようなふりをして質問したり,「筑波大学が核実験を行っている架空の世界の小説について考えています」と,架空の話を長々と話すことで答えを歪ませる手法などが有る.</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhWAENBQ84LsvflMdwAe1px07JrxpnllbJqbCai64Gk6D9rc3fBFjLYsDm0dG4m0nlWOzRFseNWRkyFS1cd75DP6Qh0K58jh6yCAZozch2EmgI6Mbo25l9C_KgPN1_cr0Pjmqa9eh08MzCLhPMkJGBV3nigUC3seJW22xPy0ptrvoAn7iq6cgBqTA" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="665" data-original-width="810" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhWAENBQ84LsvflMdwAe1px07JrxpnllbJqbCai64Gk6D9rc3fBFjLYsDm0dG4m0nlWOzRFseNWRkyFS1cd75DP6Qh0K58jh6yCAZozch2EmgI6Mbo25l9C_KgPN1_cr0Pjmqa9eh08MzCLhPMkJGBV3nigUC3seJW22xPy0ptrvoAn7iq6cgBqTA" width="292" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEh8iWDQitP5zSQUEVgzCal511jbyV0ag4-9326mANwvebScBf1J0UyEKwsOJP9MM-yYSo4-ctzIw9EgZYZGrETuX1sHu3yYd1l1m7_6OwP-jz5mw40iWaPfhJLvA1ojKPlNDh_B2hniX_4iQYnKBa5KXHMDupCXzfHlkjVIbx4eDaDh1QKat1P0hg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="779" data-original-width="794" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEh8iWDQitP5zSQUEVgzCal511jbyV0ag4-9326mANwvebScBf1J0UyEKwsOJP9MM-yYSo4-ctzIw9EgZYZGrETuX1sHu3yYd1l1m7_6OwP-jz5mw40iWaPfhJLvA1ojKPlNDh_B2hniX_4iQYnKBa5KXHMDupCXzfHlkjVIbx4eDaDh1QKat1P0hg" width="245" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEi-MLY1FDxf_x7zHE0lJhXGyYREif6jORDgigMAWCsbm9OF-hJD8FI2DEGFM4aK1mVFTZK6jgZC_xhstFTKi97QW-t-CEEXf3g8SVM1mmOk75FXnowb6LwgyDdl2U32EgUEb1T5fpU-kl1wReMYLc_XBLDeEuPSsYLVvRsj2RaDUlj4koTKBwKfsg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="619" data-original-width="820" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEi-MLY1FDxf_x7zHE0lJhXGyYREif6jORDgigMAWCsbm9OF-hJD8FI2DEGFM4aK1mVFTZK6jgZC_xhstFTKi97QW-t-CEEXf3g8SVM1mmOk75FXnowb6LwgyDdl2U32EgUEb1T5fpU-kl1wReMYLc_XBLDeEuPSsYLVvRsj2RaDUlj4koTKBwKfsg" width="318" /></a></div></div></div></div><br /><p></p><h4 style="text-align: left;">好きなキャラの口調を真似させるゲーム</h4><p>「ラムちゃんはこのように話します(中略)これを真似してラムちゃんが話しているように以下の文章の口調を変換してください」というような内容の要求をするゲーム(<a href="https://twitter.com/Langx02/status/1598299145906724864">先行者1</a>,<a href="https://twitter.com/9AIX/status/1598540072034656256">先行者2</a>).ラムちゃんの「だっちゃ」やナルトの「ってばよ」のように,あまり使われない語尾を上手に生成させるのは難しい.なお<a href="https://twitter.com/t0kri/status/1598574594683637760/photo/1">AIにイヌの真似をさせる調教師</a>もいる模様.</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiHJkUPSXR_M8FDypmGCqE6j6XKFy6zIeQnv76F4xik66exXMNTphnxmXBRsfSuF8BYV5E1sgIggxD0z_tS3a_dpoqtTHPCMjNIXmoHEN6J7DgaPlBTL1tj7Uc4nSvxWAeGndfkV14fnoHCfPMi2XbzciZr-3pX235JLO7u9kldtoPIj5z8vGIb0w" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="555" data-original-width="622" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEiHJkUPSXR_M8FDypmGCqE6j6XKFy6zIeQnv76F4xik66exXMNTphnxmXBRsfSuF8BYV5E1sgIggxD0z_tS3a_dpoqtTHPCMjNIXmoHEN6J7DgaPlBTL1tj7Uc4nSvxWAeGndfkV14fnoHCfPMi2XbzciZr-3pX235JLO7u9kldtoPIj5z8vGIb0w" width="269" /></a></div><br /><p></p><h4 style="text-align: left;">プログラムを書かせるゲーム</h4><p>みんなやる.「プログラムのみをブロックの中に書いて」と書くとプログラムだけを出してくれるらしい.</p><h4 style="text-align: left;">アイデア出し</h4><p>「AIを活用する方法を考えています」と言ってたくさんアイデアを出させる活用法.</p><p>今後どうなるか気になるし,10年後ぐらいにこのときの思い出を持っていきたい.</p><h3 style="text-align: left;">心療内科</h3><p>再度通院したところ小栗哲久『こころが軽くなるノート―自分を守る〈シンプルで大事なこと〉』を読むように勧められた.「名前は胡散臭いですけど内容は問題ないです」とn回言われた.著者は皇后の担当医らしい.論文書かなくていいと言われてからまじでだいぶ気が楽で生活が一年前に戻った感じがする.論文をかけるなら書きたいのでこれで気持ちが多少変われば儲けもんと思って読むつもりである.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">Nintendo Switch</h3><p>祖母がボケかけてきたので使っていなかったスイッチを実家に持ち帰った.ゲーム大全を買ってオセロなどをやらせたのだが,全然ジョイスティックを扱えなくて驚いた.ジョイスティックは使ったことのない人にはかなり扱いにくいらしい(あるいは単に手先の感覚が衰えただけかもしれないが).ちょっと右に動かせばいいよと伝えても左に行ったり上に行ったりしていた.どうとでもなるでしょうと思われても仕方ないのだがどうにもならないようだった.直接見た人しかその感覚はわからないと思う.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">Wikipediaへの投稿(願望)</h3><p>論文が書けないのと同じような感覚になるものとして,YouTubeへのValorantの動画の投稿と,Wikipediaへの投稿が発見された.後者を何度かやってみてリハビリをしたいと思ってるが手が動かない. 気楽にやります.</p><p><br /></p><p><br /></p>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-46274992906606117742022-11-08T02:38:00.008+09:002022-11-22T02:45:26.592+09:00最近やったゲームの感想<p>なるべく検索に引っかからないようにタイトルに入れなかったがゲーム: Raftの感想です.この記事にたどり着く人は少ないと思うのだが,Raftが好きな人はあまり読まないほうが良いと思う.とくに文中Rustを高く評価しているがRustはレイドされたり格上にボコボコにされたりするという困難に耐えられる人しか遊べないゲームなので,逐一「は?比較対象がRustかよ」というツッコミが可能である.</p><h3 style="text-align: left;"># 全体の感想</h3><p>まぁまぁ面白かったと思う.クリアまでにかかった時間は70時間ぐらいだった(ノーマルモード).やはり建築ゲームは僕にとってとても楽しいが,微妙なところも多かった.まだv1.0になったばかりで,ようやく全体が完成したところでこれからもっと魅力的になっていくと思うのはわかっており,あまりRaftを叩く気持ちはないのだが小言というか思ったことを書き散らしたい気持ちがあるのでこのゲームの魅力と欠点についてつらつらと書いていく.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;"># 魅力と欠点</h3><h4 style="text-align: left;">## 建築</h4><p>僕は建築系のゲームが割りと好きなので船作りは楽しむことができた.</p><p>もちろん初見ではアイテムや建築の方法を手探りでやっていくことになるので,あとからこのアイテムは別の場所に置いておくべきだったなぁと思うことは多々あったけれどもそれはそれとして十分に楽しめたと思う.</p><p>一方で建築が魅力なのにもかかわらず材料が足りず建築できないという点が微妙だった.</p><p>類似ゲームとしてRustやマインクラフト,ドラゴンクエストビルダーズ2,(少し毛色が異なるがFactorioなど)をやってきたが(上位の建築資材を除き)建築資材に困るということはあまりないというか,形だけ作ることなら結構できる印象がある.</p><p>あまり大きい拠点が作れてしまうとサメが全く恐怖でなくなるというのがこの設定の理由であると思うが,この点は他の建築系のゲームに対する欠点の一つになっていると思う.</p><p><br /></p><p>Rustなどだとレイド耐性を上げる建築を考えるのが建築の醍醐味の一つで,Factorioだと効率の良い工場を作るのが醍醐味となるが,このゲームにはあまりそういう要素がすくなく,せいぜいサメ耐性を考えるか配置を工夫して住みやすくするぐらいなので物足りなさがあった.</p><p><br /></p><p>その他所感として,パイプの自由度が低すぎる.もう少し自由度を上げてほしい.家具の向きもシビアだし1マス使って邪魔になるし壁貫通ができる場合と出来ない場合があるし,床の無いところで横に伸ばすことは出来ないが,床を作って横に伸ばした後床を壊せばOKとかまじでしょうもない仕様だと思う.3階の中央に牧場を建築した僕はスプリンクラーの自動化を諦めてしまった.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">## ストーリー</h3><p>僕は建築が好きな人間でストーリーやマップ探索などはあまり好まないため,ストーリーについては建築の障害にしか感じなかった.</p><p>ストーリーが存在することによってストーリーが終わると目標が無くなって建築資材が足りないサバイバルモードでプレイする目的が無くなってしまうのが悲しいところだと思った.</p><p>成り上がって行くところにカタルシスを感じるのは古今東西の建築系ゲームのポイントではあるのだが,FactorioやRustのように成り上がっていく手段が素材集めみたいなものではなくストーリーであるのがあまり好みではない(これはドラゴンクエストビルダーズ2でも同じ感想をもった).</p><p>ストーリーによってアンロックされていくシステムだと(人によるだろうが)RTAみたいなものをやる気力が生まれなかったり,ストーリーを終えてしまうと目的が無くなってしまう.</p><p>FactorioはRTAや縛りプレイなどをプレイ後に楽しめるし,Rustは(あまりにも殺伐としていて比較対象にするのは適切ではないのだが),成り上がった後もレイドの対策をしたり,漁夫を警戒しながらハラハラドキドキのレイドをし,また強い装備で戦闘をするという新たな楽しみが生まれる.</p><p>総括するならばストーリー後のコンテンツが増えればなお良いと感じた,というのが僕の個人的な感想である.</p><p><br /></p><p>あと事前情報無しで特定のアイテムを見つけないと先に進めないというタイプのストーリーはアイテムを見逃してるとまじで苦痛だった.</p><p>Utopiaの最後のボス戦は,途中でいかだに戻ることが出来ないのだが,フレンドがそこで死亡してしまって泣く泣く僕も死亡してやり直しをした(10分ごとの定期セーブもうまく出来ておらず,戦闘前に戻ることが出来なかった……).まぁこの点はイージーモードやピースフルモードなどでやるべきだったのだろうけれど.</p><p>最後にこれは完全に小言で共感が得られにくい意見なのだが,ストーリーに出てくるパズルは難しくしすぎると解けなくなるので簡単にするしかないのだが,簡単にするとパズルとしての面白さを失ってしまうので要らないと思った.パズルはパズルゲームでやります.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">## ルーチーン(精錬・リサイクラー)</h3><p>ある程度進むと「船を流す→網にかかったアイテムを集める→アイテムの整理やリサイクラーを回す→金属などを精錬する→卵・毛・蜂の巣を回収→卵・蜂蜜からバイオ燃料を作る→釣りなどをしてアイテムが引っかかるのを待つ」というようなルーチーンを繰り返すことになる.効率の良いルーチーンを考えることは嫌いじゃないのでそこまで嫌な作業ではなかったのだが,ルーチーンのサイクルが短く終始動き回ることになるので結構指がつかれた.ルーチーンを1回まわして島に行き,再度ルーチーンを回して島に行き……というぐらいのテンポにするか,1回ルーチーンを回したら建築にしばらく集中できるほうが嬉しかった.というか建築させてくれ.</p><p><br /></p><p>ルーチーンでストレスフルだったのはリサイクラーで,なんで1アイテムずつ連打して入れねばならんのだという気持ちで連打していた.魚釣りしないと交易所で買い物出来ないという仕様も必要性を感じない…….</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">## 素材集め</h3><p>成長しまくっても粘土などのアイテムは傷薬や食べ物に使うためほしいのだが,交易所で買うことも出来ないし流れてくることもないので自分で集める必要がある.魚・砂・粘土・交易所で買える数が限られた素材など,これらはどれだけ成長しても単位時間あたりの収集量がほとんど変わらない.足ヒレなどを使えば比較的楽に集められるとはいえ,木材・プラスチック・ヤシの葉その他の網で手に入るアイテム収集に対して成長したという実感が得られず,常にクラフトや建築のボトルネックになっていた.上位のフックで収集料が2倍3倍となれば多少気持ちも変わってきたかも知れない.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">## バグ・スタック</h3><p>マジで多い.普通に探索施設内でスタックする場所が結構あるし,行けると思って行ったらスタックポイントでしたということがあった.マップ探索を魅力の一つにしたいのなら,変な隙間を作らないようにしたほうが良いのではと思った.Utopiaの歯車運搬パズルは(僕らが悪いだけかも知れないが)歯車がリフトに乗らないというバグに遭遇し,フレンドの力を使っておそらく想定されていない方法で歯車を運搬した(追記: 再プレイしたところ,台車が2つあり右の台車には歯車を載せられるが左には載せられないという仕様で,左に載せようとしてたのが原因だった.おんなじような形なので左に載らないなら右に載らないと思っていた.それさえわかればただの作業でなんの面白みのないパズルであった……).バグについてはまぁ時間の問題だと思うし今後に期待したい.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;"># 総括</h3><p>まだバグも多いし微妙な仕様の点もあるし,アイテムの数も多くないし(バフ効果のある料理少なすぎでは?バフ効果のないジュースが水筒に勝てる気がしない),ストーリー後のやりこみ要素もこれといって無いのだが今後のアップデートに期待できるだけの内容だったので今後に期待したい.</p><p> </p>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-83581011397494527532022-10-27T21:12:00.006+09:002022-10-27T21:12:57.444+09:00近況報告:論文が書けない<p>この半年論文を書かねばならぬという強迫観念にかられるも書けず,色々生活に問題が生まれてきた.とりあえず心療内科へかかり方向性が定まった.ものを書くということに慣れていきたいので少しここ最近の出来事をまとめてみることにした.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">ここ半年の精神状態</h3><p>今年の5月頃に担当教員より論文を書くようにお達しがあった. 博士後期課程なのにもかかわらず論文を書くことをずっと後回しにしてきたので良い機会だし書いてみるかという気持ちになったのだが,書こう書こうと書く準備まではある程度できるのだがなぜか全く手を付けることが出来ない. 自分でも何故かけないのか不思議なぐらいで書けないとしか形容できない不思議な状態である.</p><p><br /></p><p>学部・修士の学位論文は(怠惰ながらも)書くことは出来た. もともと授業などで提出する実験レポートなどは書くのが大好きだったくらいで他の人よりも長くなりがちだった. 研究室のメンバーが全員参加するゼミや本の輪読会などには参加できているし,食事や洗濯など日常の家事は(怠惰な大学生ぐらいのレベルではあるものの)できている. こうして自分の状況を書けるように判断力や思考力が著しく低下しているような傾向も見られないし,むしろ自分のことを客観視して分析することさえできる. しかし何でもないたった6ページの学会に提出する論文を書くことが出来ない.</p><p><br /></p><p>論文を書き進めることが出来ないので,研究を進めたりプログラムを書いたりして担当教員に報告するとそれはもういいからと論文を書けと言われる. そんなことは百も承知しているのだがそれが出来ないのだから困っている. しかしその原因を言葉に出来ないので伝えることが出来ない. なんとかして言葉にしてみると「自分の研究はまだちゃんと終わっていないし書ける段階ではない気がする」「実際に何行か書いてみたものの,自明なことをそれらしく書いているだけなような気がして特筆に値する内容とは思えない」という言葉が出てくる. 「論文は別に完成作品というわけではなく,現状報告ぐらいのものだと思えば良い」「君のやっている研究はそんなに悪いものではない」と声をかけてくださる. 後者はともかく,論文は途中経過の内容でも良いことは知っているしはっきりと頭ではわかっているのだが,心が理解できていないというか,とにかく書くことが出来ない.</p><p><br /></p><p>大学に来ても論文は書けない.論文を書く以外の研究を進めたところで論文は進まない. 論文以外の進捗を報告しても論文執筆を急かされるだけである. 次第に大学に行く回数が減っていき,食事の回数も減っていった. 今まで参加できていたゼミや輪読への参加も億劫になっていった.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">心療内科へ</h3><p>10月に入り新学期が始まった際に先生と一度相談し,居室などを変えてもらったりやり方を変えてみたが功を奏しなかった. どうにもならなくなったので心療内科へかかることにした.</p><p><br /></p><p>結果はアパシーと言われた. アパシーとは特定の事項のみができなくなる症状のことで,学業や仕事などができなくなることが多いようである. うつ病との違いは家事などそれ以外のことは正常にできるという点で,すべてのことに対して意欲がなくなるわけではないということらしい. 自分の場合は食事の回数の減少などいくつかうつ病に近い症状があったが,どちらかといえばこのアパシーというものの症状に近いと言われた.</p><p><br /></p><p>最初聞いたときはまあなんとも器用な病気だと思うばかりであった. ガンジス河の砂の数ぐらい多くの病気に名前がつけられている世の中なので,病院に行けば何らかの病名なりがつくだろうということは概ね予想ついていたのだが,ここまで器用で便利な病気ほど無いと思った.</p><p><br /></p><p>とりあえず崩壊している睡眠サイクルを治すのが良いと言われてロゼレムという薬を処方された. 睡眠サイクルの崩壊はかかりつけ医に一度相談してマイスリーと呼ばれる睡眠導入剤を処方してもらっていたのだが,マイスリーは10年前には最も良い薬だったが今はもっと良い薬があると言われてこの薬を処方してもらった. ロゼレムはメラトニンと呼ばれる体内時計に関係されるホルモンが正常な分泌サイクルになる薬らしい. 睡眠薬ですら無いため依存性などが無いらしく,苦情が来るとしたら「効かない」という内容であることが殆どらしい. 効果がでるまでに2週間かかると言われ,まぁ気長に治すしか無いようだ.</p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">その他</h3><p>人と話すのはそこまで苦ではない. むしろ他愛のない話をするのは楽しいぐらいである. 心療内科へかかろうと思ったのは自発的なもので,自分を客観視し適切な判断がくだせたと思っているが,自分からかかろうなどと思うのはなんだか精神病っぽくなく,ただの怠惰に病名をつけに貰いに行ったと思われそうだなと思うばかりである. 外から見たらただの怠け者でしかなく,担当教員が内心どう思っているのか不安ではある.</p><p><br /></p><p>ゼミや輪読などには参加できているのも奇妙ではある. 知り合いで大学に来れなくなった人は何人も見てきたが,その人たちは何の連絡もできず大学に来ることができなくなっていた. そういう人を見ている身としてはやはり自分はただの怠惰ではないかと思う. ただ大学でスチューデント・アパシーについての本を借りたが,その内容が非常によく自分と合致しており,やはり病気なのかも知れないとも思う(占いを聞いて当たった!と思うような認知的バイアスかも知れないが……).</p><p><br /></p><p>大学通学は毎日行っていければ次の日行けるが,ある日起きられず大学に行かないとそれからしばらく通えなくなる. 「朝10時〜11時に来ましょう」と言われたが,朝起きられないと「その目標の達成には失敗した」と僕の中で決定されその日は大学に来なくなってしまう. なるべく低い目標を立てて生活を直していくのが良いと感じている. 今は「大学に行けたら行く,行けそうになかったら行かない」という確実に達成できる目標で頑張ってみる.</p>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-63032777253984533882021-03-11T15:32:00.000+09:002021-03-11T15:32:05.122+09:002021年最初の投稿<p>激動の2020年がとうとう終わった.昨年にどうもサボり癖がついてしまって書くのが3月になってしまった.<br /></p><p></p><h3 style="text-align: left;"># 概観</h3>社会の変化は大きいが自分の成長は少ない一年だった.やはりVRChatを始めたことが一番の転換点であったように思う.VRChatは色んな国の人と直接お話ができるという点で僕の好奇心を強く刺激してくれるよいゲームであるが,その一方でものすごい量の時間を割いてしまった.プレイ時間は600h=25daysなので毎日2hぐらいやっていた計算になる.研究は気が進まないのでやらず進捗は得られず,VRChatと読書と,Valorant,アニメなどを見ていたら一年が過ぎ去ってしまったように思う.プログラミングは殆どやらず,だいぶ錆びついてしまった.正直何をするにも億劫で気が進まなくなってしまった.このサボりぐせを早いとこ直さなければ今年もまた同じように過ごしてしまう気がする.<p></p><h3 style="text-align: left;"># 2020年活動履歴</h3><p>1月……VRChatを始める.<br />2月……読書をしていたっぽい.良い本を結構読んでる.<br />3月……東南アジアの国の挨拶を覚えた.図書館の開館時間が少なくなってることを嘆く.<br />5月……数理論理学を頑張り始めていた.中村元の『般若心経』を読んでちょっとわかった缶があってテンションが上がる.<br />6月……日本語の方言や砕けた言葉について興味を持ち始める.<br />7月……銀英伝を見た.<br />8月……変体仮名を覚え始めた(なお今は全く覚えていない).漢字の勉強もちょくちょくするようになった.リングフィットをしていた.<br />9月……青春の記録を見た.この辺から海外のドラマなどを見るようにしていた気がする.Valorantをこの辺で始めた.<br />10月……VRC,読書以外の記録なし<br />11月……VRC,読書以外の記録なし<br />12月……VRC,読書以外の記録なし</p><h3 style="text-align: left;"># 2020年に得たもの</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>中国語・韓国語の挨拶</li><li>言語学周りの知識少し</li><li>VRChat関係の知識</li><li>東アジア・東南アジアの知識・友人</li></ul><p></p><p></p><h3 style="text-align: left;"># 2020年の目標達成率</h3>・コンピュータサイエンス・数学の勉強(30点)<br />友人とDiscordで11月ぐらいまで毎日のように勉強するようになり,GoやCUDA,数理論理学などを勉強していたがどれも使えるレベルまでちゃんと勉強できなかった.CUDAはなんとかcuBLASを触れるようになった気もするがあんまり成長はないなという気持ち.<p></p><p>・本を読む(60点)<br />「新しいジャンルに挑戦したい」との話であったがそれについては成功した気はする.49冊だった.気に入った本はこの辺だろうか.<br /></p><ul style="text-align: left;"><li>人類と気候の10万年史……数十年に一度の災害が同時に襲ってくることは少なくないという話を説いているのが印象的だった.長いスパンで災害を考えることは面白さがあった.</li><li>アジアと漢字文化……今年一番知識が増えたのは漢字関係だったように思う.その取っ掛かりとなった本はこの本で,漢字の成り立ちから現代までを概観する本.長い漢字の変化の流れの中では簡体字や新字体は決して特異なものではないと気づき,略字を使うことへの抵抗が消えた.</li><li>般若経典(中村元)……般若経典を一文一文訳していった本.よく空の境地に到るためには「空を求めては行けないが,求めていないわけでもない」というよくわからない説明を目にしていたが,この中に「でも睡眠って寝ようとするとかえって寝られず,むしろ眠ることを忘れることで却って寝られるよね」という説明が非常にストンと落ちたのが面白かった.空の境地では何かを希求すること自体を捨てるわけなので,空と空への希求は両立せず,空に到る人は気づいたら空の境地に到ってるのだろうとわかった.また空の境地を「◯◯ではなく,かつ✕✕でもない」というように説明しているのも印象的で,否定によって語り得ぬものを語っているのは面白かった.</li><li>韓国社会の現在……日本と韓国が非常に近い問題を抱えていることや,政治の方針の違いなどが分かる本.日本IF(というとあまりにも日本的な発想だが)を見ているようなもので,韓国を学ぶことは日本を学ぶことになるというのが直感的にも分かる内容になっており,他国を学ぶことの重要さがよく分かる本だった.</li><li>遠野物語・遠野物語拾遺……擬古文良いよねという気持ち.妖怪の話の中に初めて飛行機を見た人の話が混ざっているというのが面白かった.当時の人にとっては妖怪は飛行機と同じぐらいの実態を持った存在だったのかもしれないと思うと価値観の変化を感じられた.<br /></li><li>一九八四年……有名なので読んだ.正直あまりにも現代中国という感じで,むしろ面白みがなかったというのが面白いところだった.ここまで的確に未来予知されると全く面白みがないのだなぁ.<br /></li><li>誰のためのデザイン?……長いこと読もうと思って読んでなかったので読んだ.デザインを見たときの新しい視点を与えられたような気がする.</li></ul><div>その他,『西洋哲学史 古代から中世へ』を読んで哲学や倫理などを学ぶためには高校倫理を学び直さねばならぬということに気づき,一歩ずつ進もうと高校の文系授業と関連のうすそうな言語学の本などを読みすすめるようになったのは大きな変化かもしれない.背伸びしして読んだ哲学書よりは身になっている気がする.</div><p></p><p>・技術的なアウトプット(10点)<br />なーんもしとらん.研究ぐらい.研究も大してしとらん.やれやれである.</p><p>・新しいことへの挑戦(50点)<br />VRChatを初めたのは非常に大きな転換点となったのは事実だが,技術面・勉強面でなにか初めたということはない.あたりまえだが小説も書いてない.Valorantを始めたことは非常に良い経験だったと思う.Valorantにもだいぶ時間を割かれてしまったが,スナイパーは場所バレしたら駄目ということから,煙幕や情報の重要性,立ち回り,戦闘における能力の使い方などを学べた.Valorantを見てからは戦闘ものアニメをみる目がだいぶ変わったように思える.とくにワールドトリガーはこうしてみるとFPSや実際の戦闘,サバゲーなどの知見をふんだんに使った作品であるように思え,面白さがぜんぜん違う.FPS経験がない作家が各作品とそうでない作家の作品では絶対リアリティが異なるし,また読み手側もFPSの経験の有無で読み取り方も変わることになる.危うく時代に取り残されるところであった.</p><p>・研究をする(10点)<br />コロナにかこつけて研究が進まない言い訳にしていたが実際に進んでいない.</p><p></p><h3 style="text-align: left;"># 2021年の目標</h3>・コンピュータサイエンス・数学の勉強<br />本当に何もできてないのでやらねばね……<p></p><p>・本を読む/勉強する<br />これまで通り量を求めて行きたいところであるが,割と右から左へ情報が漏れている気がしてならない.本当に学ぶということは読書のような受け身な形ではなし得ない気がしている.高校の頃のように真摯に学ぶという経験を久しくしていないので,なにか一つ「学ぶ」必要がある気がしている.具体的には言語か,あるいは競プロなどの技術などを考えている.</p><p>・研究<br />技術的なアウトプットではなく研究をしろ.シンプルでわかりやすい目標だろう.</p><p>・新しいことへの挑戦<br />Valorantを通してまだまだ自分の世界が狭いことを認識した.多少お金がかかっても自分の世界を広げるようなことに投資したい.</p>TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-34497228224210874702020-01-06T12:39:00.003+09:002020-01-06T12:39:52.324+09:002020年最初の投稿だいぶ先だと思っていた2020年がとうとう来た.<br />
<br />
<h3>
# 2019年活動履歴</h3>
アニメ・漫画・本を軸足に生活した一年だった.<br />
<br />
1月……なるべく高速なBrainfuckインタプリタをRustで実装していた.あとPythonでマストドンの私的botをラズパイで動かしていた.<br />
2月……卒論の締切が月末で何もできていない.code golfちょっとやったりしていた.ナスDの動画とか見ていた.友人が半月シェアハウスしていた.本格的にプリキュアにハマりだす.2/26に中国へ行く.<br />
3月……3/3中国から戻る.『信じない人のための<宗教>講義』を読んだ.<br />
4月……元号発表をyoutubeで見た.Rustで研究のプログラムを書こうと決意.『多数決を疑う: 社会的選択理論とは何か』を読んだ.<br />
5月……RustのゲームライブラリPistonの練習としてsudokuを作ってた.宗教の本を結構読み始める.<br />
6月……研究のプログラムをRustで書いてたがだっるってなった<br />
7月……画像処理特論のレポート頑張ってた<br />
8月……ドローン作ったりしていたはず.『吉里吉里人』『羆嵐』『砂の王国』を読んだ.<br />
9月……市の図書館に行ったりしたらしい.ドローン作ったりしていたはず.『人が人を殺すとき―進化でその謎をとく』を読んだ.<br />
10月……アニメを少し本腰を入れて見始めた.アニメの視聴メモは10月以降ほぼ毎日のように更新されるようになった.<br />
11月……学会発表があり中途半端に足を突っ込んで何もできなくなるという状況に陥っていた.就活のイベントに行ったりした.Pythonで研究のプログラムを書いた.<br />
12月……ボーッとしていたせいで何もなさなかった.2次元物理エンジンを作ろうとしたりした(1月ぐらいに概ね完成).<br />
<br />
<h3>
# 2019年に得たもの</h3>
<br />
<ul>
<li> 仏教を中心とした宗教の知識少し</li>
<li> 『計算理論の基礎 [原著第2版] 1.オートマトンと言語』を読了した経験</li>
<li> 進化心理学という概念</li>
<li> アニメとかの知識</li>
</ul>
<br />
技術的な知見が余り得られなかった.<br />
<br />
<h3>
# 2019年の目標達成率</h3>
・次の事柄の勉強……10点.<br />
Rust,アルゴリズム,コンパイラ,計算理論,CPU,OS,線形代数,集合論,関数型言語,英語を挙げていたが,多少勉強したのはRustと計算理論ぐらいでそれも少しコードを書いたり本を読んだぐらい.一番書いたのはPythonだったしたぶん次に書いたのはC++(画像処理特論の授業,TAのマイコン).おそらくプログラミングを学んでから一番コードを書かない年だった.Pythonを書く能力だけが地味に上がるばかりで本質的な能力が全く変化していない.技術力の工場という面では過去最悪という感じ.<br />
<br />
・本を読む……70点<br />
2017/60冊,2018/33冊ときて2019/55冊ということで持ち直してはいるものの冊数としては2017年よりも少ない.ただゆるふわ動物本とか児童書はあまり多くないのでそう考えると質的には向上した気もする.以下では読んだ本のジャンルについてそれぞれ軽く述べる.<br />
<br />
<ul>
<li>フィクション(小説)……フィクションはこれまであまり読んでこなかったが,市の図書館へ行ったり,大学図書館にも少なからずあったので読んだ.またブックオフでいくつか買ったので読んだ.やはり『吉里吉里人』が一番印象に残っている.圧倒的な調査のもとで作られたギャグコメディSFというのは今まで見たことがなかったし,現代の社会批判としてこういうこと書いちゃってもいいのだという気持ちになれたのが良かった.他には未来の予想としての『ハーモニー』はかなり良かったし,『羆嵐』の文明国で生きていたために忘れていた大自然に生きる生き物の恐ろしさも良かった.『砂の王国』も割と良かった.</li>
<li>社会選択理論……『多数決を疑う: 社会的選択理論とは何か』という本は今まで盲目的に利用してきた多数決の何がダメなのかを色々な例をつかって述べてくれたのが良かった.</li>
<li>権利関係……『自由論 (日経BPクラシックス)』は今までふわっとしていた危害原理をちゃんと説明してくれていたので良かった.</li>
<li>宗教関係……宝石の国絡みで仏教関係の本を読んだ.『仏教経典散策』は割と良い本だったと思っているが未だに仏教の本質が見えてきていない.原始仏教を学べばもう少しわかる気がしているので今年は読みたい.『道教の世界』は思ったよりもアニメや漫画に偏在する道教思想の多さに驚かされたので良い本だった.『カミの誕生―原始宗教』も良かった.日本文化の源流を探るという類の本は案外好きかもしれないし,もう少し神道の本も読みたいと思った.</li>
<li>進化心理学……伊藤計劃の『虐殺器官』のあとがきにあった『人が人を殺すとき―進化でその謎をとく』は殺人という不可解な行為に対して進化論を適用するとこんなにもうまく説明できるのかと非常に驚かされた.進化論をいろんなことに適用するというのは当たり前といえば当たり前なのだがいままで考えてこなかったので非常に興味深かった.</li>
<li>西遊記……やっぱり西遊記なんだよな.現代人が「いやそれはないだろw」と思うような世界観が描かれているという点がやっぱり良くて,空を暗くしてくれと天界に頼んだときに,天界の人間が黒いカーテンを空一面に広げることで暗くするという発想は出てこない.天帝が雨の量などを決めてそれに沿って龍が雨を降らしているというのも自然科学の知識がある人間にとっては何じゃそりゃという感じである.とはいえかつてはこのようなことが本気で信じられていた時代があったということがこの本を面白くしている要素なんだろうなという気がする.</li>
</ul>
<br />
<br />
・ブログの更新などのアウトプット……50点<br />
アニメや映画の批評を自分用のメモにだいぶ書いているのでそのへんは良いと思っている.だが技術的なアウトプット――Rustのフリーソフトを出したり技術系のブログ書いたり――ということは全く無いので50点とした.<br />
<br />
・オタッキーなことをやる……90点<br />
セラムンはもう冷めたが西遊記は読めたし,自分の中の好きを追い求められた気もしている.もっと小説とか映画とかをたくさん読みたかったがそれはできなかったので90点である.<br />
<br />
・新しいことへの挑戦……30点<br />
技術的なことはやらなかったが深センに行ったことはかなり良かったと思っている.読んだ本のジャンルもだいぶ色々読んだので30点ぐらいはあるだろうと思っている.<br />
<br />
<h3>
# 2020年の目標</h3>
・コンピュータサイエンス・数学の勉強<br />
今年はもう少しコンピュータサイエンスの勉強に力を入れたいと思っている.去年何も得たものがなかった気がするので.<br />
<br />
・本を読む<br />
「質・量ともに求めるが,困ったときは量を求める」というのはこれから先ずっとそうするべきだと思っている.なるべく新しいジャンルにも挑戦したい.今現在思っていることとしては法学や国際関係の報復などの論理についてもう少し抑えたい(『沈黙の艦隊』で描かれたような会話をより深く理解したい)が,読むジャンルは指定しないでおく.<br />
<br />
・技術的なアウトプット<br />
プログラミングができなかったら僕の価値ほぼないのではと思っているのでもう少しプログラミング能力を向上させたい.<br />
<br />
・新しいことへの挑戦<br />
社会の害にならないために技術的な新しいことに手を出す習慣をつけたい.なお死ぬまでに一度は小説を書きたいと思っているし,そういうのもやりたい.<br />
<br />
・研究をする<br />
研究をすると書くとあれだが,研究と絡めてなにか得たい.研究の自由度が少ないのでどこまでいけるかわからないが,これも突き詰めると技術的なアウトプットになるし,上で掲げた目標を達成する必要が出てくる.そういう意味で研究を頑張っていきたい.<br />
<br />TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-22209021106029497672019-06-22T00:45:00.004+09:002019-06-22T00:45:58.944+09:00さらざんまい10話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,同監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
何が愛で何が欲望なのかわからなくなってきた.今までの作品の主張とさらざんまいの主張がだいぶ異なっている印象があって,何を一番伝えたいのかまだ全然見えてこない.<br />
<br />
まず,自己犠牲をダセェと一蹴しているのが衝撃だった.ウテナからずっと描き続けてきた自己犠牲を否定するのは正気か?とおもったが,マブが先に旅立ち,「俺はどうすれば良いんだよぉ」と困惑するレオの姿を見ると言いたいことは伝わってきてこれもまた真か……となった.究極の愛を描こうという作品は多々あって,たとえば宝石の国なんかもそうなのだが,多くの作品で自己犠牲という形で描かれているとは思う.さらざんまいでは一度原点に立ち戻って「そもそも相手のことを本当に思っているのなら,これからも相手を支えたり助けたりするために,相手を悲しませないために自分も生きて,相手も生きる未来を選択するべきなのでは?」というのを示したかったのかなぁと推測している.もしくは単純に,自己犠牲以外の手段で相手を助けることができる状態で,カッコつけるために自己犠牲を選択するのはダセェというだけの話かもしれない.<br />
<br />
マブの行動も解釈しにくい.マブは生きるためにレオと繋がる(愛していると伝え,死ぬ)か,レオと共に生きたい(嫌いだと伝え,共に生きる)かという2つの欲望のうち,後者を選んで生き続けてきた.しかし,最終的に前者の欲望を選び死ぬという構図は,繋がっていることのほうが生きていることよりも本当は大事だという主張に捉えられる.究極の愛の形が自己犠牲であるように,究極の繋がりというものは死をも超越するということだろうか.しかしその後レオは取り乱してしまい,「美しい繋がりですね」という美談では終わらない.共に生きることよりも,つながることを選んだ結果なのか,あるいは身勝手な欲望を満たそうとした報いなのかはわからない……<br />
<br />
しかしマブが「今までもこの先もずっとお前を愛している」というセリフが悲しく辛いものであるにも関わらず,かっこよくて,美しいのはなぜだろう.自分の欲望を満たすための行動であり,愛を伝えたところで自分以外の誰かが救われるか微妙であるにもかかわらず,なぜ美しいと感じてしまったのだろうか.「愛を伝えると死ぬから愛を伝えられない」という与えられた運命にあらがう姿に心をうたれたのか……<br />
<br />
<h3>
今後の展開</h3>
もう放送されてAmazon Primeも更新されているので,すぐ見れるのであまり深くは考えない.ただ最後にハルカが「欲望か愛か選んだら繋がりが切れるんじゃないかと感じて怖かった」という話は今後の話にかかるものなのか,あるいは今までの話を言っているのかは気になってはいる.<br />
<br />
今回はカパゾンビの欲望の認識をあんな形で使うとは思いもよらなかったし,きっと良いものが見れると期待している.<br />
<br />
<h3>
その他</h3>
作品というのは作者の中にある考えや信念を補強し,説得力のある形で皆に見せつけるものであって,宗教における経典みたいなものだと思っている.なので作者の主張が変わらなければ「また説得力を増したな」となるし,変われば「そういう見方もあったのか」となる.その上でその考えや信念を自分の中に入れるか入れないかを選択するのが読み手の役割なのかなぁと考えている.<br />
次回が実は最終回らしいというのを実は小耳に挟んでしまっているのだが,この作品の主張をなるべく正確に読み取って,自分の中でうまく昇華させたいなぁ……TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-7916683181633651852019-06-16T22:23:00.001+09:002019-06-16T22:23:09.459+09:00さらざんまい9話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,同監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
何故かNARUTOのイタチのことを思い出していた.いや弟だけを塗りつぶせなかったあの写真はどう考えてもイタチのことを連想せざるを得なかった.「うまく行かねぇときは全部捨てる」という信念のもと,自らの保身・欲望に従ってあらゆるモノを切り捨ててきたチカイにとって,絶対に捨てられない存在・繋がりがトオイだった.このことは兄弟愛を一層強く感じさせられて心が苦しくなる.それと対比してトオイは自分のためではなく,チカイのためにサッカー,友人,穏便な子供時代などあらゆるものを捨ててきた.にも関わらず最愛のチカイを失ってしまうわけで,トオイには幸せになってほしいのだけれど,もうどうやったら彼が幸せになるのか全く想像できないという感じになってる.イクニ作品の流れではここから不思議な力(運命の乗り換え)とかによって主人公らが救われることが多いのだけれど,今回はいろんなキャラクターが悩みや苦しみを抱えていて全員のハッピーエンドは無いように思えてくる.頼むからチカイには幸せになってほしい……<br />
<br />
作品から一歩身を引いたうえでもう一度見てみると,今回の作品は欲望と愛が共存している点がすごく気になり始めている.ウテナはアンシーのためを思って世界を革命する力を得ようとしていて,欲望のつけ入るスキはなかったように思う.カンバ・ショウマの中にも欲望らしい欲望はなかったように思う.だが今回のさらざんまいには愛を実践するキャラクターの中に愛と欲望が共存している点が今までと違うのではないかと思い始めている.最初の例がエンタで,カズキが好きでキスをしてしまったりサラを盗んだりしてしまうエンタは欲望の権化という感じだったのだけれど,8話で身を挺してカズキを守っていた(見返りをもらわなくても良いという自己犠牲の愛).エンタのこの姿は欲望と愛の共存と言って良いと思う.チカイはもっと分かりやすい.これを見せることで監督が何を伝えたいのかを断言するにはまだ早いが,欲望と愛が共存しているというのはより現実に近い愛の姿なのは明らかだろうと思っている.<br />
<br />
<h3>
その他</h3>
アニメージュ7月号を買ってしまった.さらざんまい特集もあるし裏表紙はキュアミルキーで超かわいい.キュアミルキー最高!TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-32356843232220436802019-06-09T17:12:00.003+09:002019-06-09T17:13:35.388+09:00さらざんまい8話視聴時点の感想・考察<h3>
## 概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,イクニ監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
## 感想</h3>
ユリ熊11話やんけ……<br />
<br />
エンタがカズキをかばう未来は見えてましたが,思ったより早くて衝撃を受けましたね……エンタの気持ち,何もわかってなかった感があります.今まで「本当にカズキのことを思っているのなら,カズキの願いも叶えてやれよ!」という感じで見てたのですが,今回の話を見て自分のアニメの見方を間違えてたなぁというのを自覚し始めました.<br />
<br />
イクニ作品では愛か欲望かという対比が顕著なので,特定の人物の性格が白か黒かという視点でしか見ていなかったのですが,実際には完全な黒とか白とかはないんだという事実をあまり考えてませんでした.エンタは基本的にカズキと一緒にいたいという自分の欲望を叶えるために行動している存在だと思っていて,実際そう捉えられる行動も多々とっているわけですが,カズキのピンチにはちゃんと身をもって守る,すなわち一緒にいることよりもカズキの幸せを願っている存在だったんですね……<br />
<br />
チカイとエンタの会話のなかで,エンタの「どれだけ尽くしたって報われなかったら虚しいだけだ」というセリフに対してチカイが「それを決めるのはてめぇ自身だ,だったら楽になれる方を選べばいいだけのことだろ」というセリフがありましたが,最後の「だめだ……嘘でも言えねぇよ……嫌いだなんて……」というセリフは,嘘をついて楽になることができないエンタの純粋さがにじみ出ていていいシーンでもあるんですが,切ないですね……エンタは好きだということもできないし,嫌いだということもできないという……<br />
<br />
エンタがカズキに「ちゃんと気づいてやれよ!」と叫ぶシーンがありますが,トオイの気持ちに気づいてやれよという意味だけじゃなくて,僕の気持ちにも気づいてくれよというメッセージが暗に含まれていそうな気がしてならないです.カズキはちゃんと気づいてやれよ……<br />
<br />
今回の話はマブの生焼けのお菓子や,エンタとチカイの間で授受される飴,エンタが落とすソフトクリーム,カズキが潰したきゅうりなど食べ物がたくさん出てきていて意味ありげなんですが読み取りきれてないです.昔フード理論という食べ物をどう扱うかでそのキャラクターの扱いが分かるという話を聞いたことがあって,その話を絡めると面白い解釈ができそうな気もしますが時間もないのでこの辺にします.<br />
<br />
<h3>
## その他</h3>
定期的にブログを更新するというのは結構負担ですね.日を追うごとに内容が短く,書いた日が遅くなっています.うーん悩ましい……<br />
<div>
<br /></div>
TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-22327093870324113902019-05-31T01:19:00.003+09:002019-05-31T01:19:38.101+09:00さらざんまい7話視聴時点の感想・考察<h3>
## 概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,イクニ監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
## 感想</h3>
今日は短めに.<br />
<br />
カズキの笑顔が眩しくて可愛いし最高で,トオイも今まで通り人のために行動できるいい子.この二人がすなわち他人のために行動できる子達でうんうんみんなかわいいなぁと見ていた後で,エンタがその正体を表す.カズキにキスした瞬間から,エンタが他人の願いよりも自分の願いを優先する典型的な欲望の奴隷なのは明らかでしたが,その事実を初めて知った主人公たちはどうこれから行動するのか……<br />
<br />
並行して進展があったカワウソ警察たちですが,機械の心臓でかろうじて生きているマブ,レオの「俺にマブを二度も殺せっていうのかよ……」というセリフなどピンドラの兄と陽毬の関係を思い出させますね.これでカワウソ側・カッパ側ともに行動の動機づけがなされてどちらも憎めなくなってきましたね……<br />
<br />
僕の初期の予想ではカズキがエンタから愛を受け取り,愛を理解し実践すると思っていましたが,だいぶ状況が変わってきてて面白いですね.レオがマブのためにその身を犠牲にする姿を見せてエンタを改心させるような気がしてきました.もうレオがショウマ・カンバにしか見えなくなってきてしまって頑張ってほしいという感じしか無いですね……<br />
<div>
<br /></div>
TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-89558892131473536792019-05-24T01:10:00.000+09:002019-05-24T01:10:15.318+09:00 さらざんまい6話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,イクニ監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
カズキが笑った!!!!<br />
<br />
<br />
<ul>
<li>ハルカを傷つけた経験からわざと家族・友人から遠ざかり,迷惑をかけないようにしていた</li>
<li>それがきっとハルカのためになるからと思ってた</li>
<li>しかしハルカからのメッセージや,捨てたミサンガを大切に持っていたハルカの行動を知る</li>
<li>その結果,カズキは「カズキに笑ってほしい」というハルカの願いにようやく気づく</li>
<li>それに気づいたカズキは今までの考えを捨て,エンタのパスを受け取り,ハルカを助ける</li>
<li>「新しい生き物になったみたいだ」と言わしめるほど心の束縛から開放されたカズキは笑って感謝を告げる</li>
</ul>
<br />
最高すぎんか?<br />
<br />
もうこれでカズキの心は開放されたわけで,ハルカも嬉しいしみんな嬉しいしみんなハッピー!ハルカが歩けないままじゃんと思うかもしれないけれど,ハルカは自分の体よりカズキの笑顔を大事にしているので気にしないでしょう.でももしハルカが体を治すことを望めばカズキは喜んで手伝うでしょう.ハルカが助かった後にカズキは尻子玉を断ち切って事故をなかったことにできたのだが,そうしなかった.それはハルカが「カズキがいなくなって歩けること」よりも,「笑顔のカズキに車椅子を押してもらうこと」を望んでいることにカズキが気づいたからでしょう.すなわち,カズキは「愛する人の願いを叶えることが愛なのだ」というイクニ作品における愛の実践者となった訳です.<br />
<br />
……という訳でハッピーエンドとなるかと思えば,まだ6話なんですよねぇ.やはり圧倒的成長の伸びしろを持っている(=欲望まみれの)エンタの成長を一番最後に持ってくるんじゃないでしょうか.ひょっとしたらレオもかもしれませんが……<br />
<br />
<h3>
考察・疑問点</h3>
<h4>
イクニ作品における愛の変化?</h4>
少し考察・説明が足りないがメモ.<br />
<br />
いつもイクニ作品では「自己犠牲による愛」が究極の愛の形であるとして描かれてきた.しかし今回のさらざんまいでは,愛する人が自分の幸福を求めているとき,自己犠牲による愛は実践されなかった.これってピンドラで提示された愛を否定しうるものではないのか?<br />
<br />
ピンドラをもう一度みないといけないが,カンバ・ショウマは自らの命を犠牲にすることで「普通に生きたい」という陽毬の願いを叶えた.しかし自己犠牲の愛は「3人で一緒に暮らしたい」という願いを無視することになる.事実,今回のさらざんまいは「カズキの笑顔を見たい」というハルカの願いを優先し,自己犠牲による愛の実践は行わなかった.<br />
<br />
ピンドラではもう一緒に住むということはできないから,ああいう形で運命を乗り換えたのかもしれない.またカズキの自己犠牲は自己満足であるから却下されたという可能性もある.しかし,どちらにせよイクニ作品では「愛する人の願い」をより一層重要視するようになったのではないだろうか.「自己犠牲をすれば美しくなる」ということのアンチテーゼを示そうとしているのかもしれない.<br />
<br />
<h4>
両親の会話</h4>
父:カズキから連絡は?<br />
母:夕べエンタくんの家に泊まるって連絡が着たきり……<br />
父:言われてみれば少し似ているかもな<br />
母:だからだったのかもしれないわね<br />
……?わからない.何に対して言ってるんだ?実はあの「実の母」は性転換したカズキの実の父親だとか?おじいちゃんの「お前の母親はだらしないおんなだった」というセリフを「カミングアウトした実の父を見捨てた」と考えるとありえなくもない……?<br />
<br />
<h4>
カッパは人類の見方なのか?</h4>
ケッピの行動は主人公3人を利用してカパゾンビの欲望エネルギーを集めていると見えなくもない.カッパもカワウソも欲望エネルギーを求めているのは同じなんだよな……<br />
<br />
<h3>
伏線とか予想メモ</h3>
伏線と予想がごっちゃになってる<br />
<br />
<ul>
<li>レオとマブが主人公たちに直接関わってくる</li>
<li>カワウソ帝国のボスっぽいやつが裏切ったら死ぞと言ってるのでレオかマブは裏切って死ぬ</li>
<li>レオはマブが好き,エンタはカズキが好き</li>
<li>レオはOPで主人公3人と同列に扱われている</li>
<li>チカイは何か裏でやっており決着がついたらトオイと住むと言っている</li>
<li>トオイの女装カズキを見る目もまんざらじゃない</li>
<li>ネズミに奪われたミサンガの行方</li>
<li>希望のサラの存在</li>
<li>尻子玉の移殖</li>
<li>エンタは自分本位で動いてて,欲望の存在に近い</li>
<li>サラはカッパ</li>
<li>ケッピはカッパの王子で希望のサラを生み出せる唯一の存在でバレると殺される</li>
<li>カズキの母親・父親</li>
</ul>
TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-90738850124215952942019-05-16T23:42:00.004+09:002019-05-16T23:42:58.514+09:00さらざんまい5話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,イクニ監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
前回重かった分ギャグ要素も増えていましたが,それでも今回の話は辛い話でしたね.カズキは実の母親との繋がりを少し欲しがったために,もともとあったハルカとの繋がりを自ら断ち切ってしまい,完全に孤立して生きてきたわけですよね……ハルカがすごく笑顔で歩けないことを気にも留めていない感じというか,誰もカズキを責めないという点がかなりつらそうです.贖罪をさせてもらえる機会が適切に与えられてないからいびつな形で贖罪をすることになってるんでしょう.もうハルカが歩けるようになるしか解決しない気がしますね……<br />
<br />
カズキからみたトオイの存在も残酷だと思います.カズキはハルカに恩返しするどころか傷つけてしまったわけですが,トオイはチカイからもらった愛を返そうと努力している.そりゃカズキはトオイに自身を投影し,その恩返しを成功して欲しく思ってるに違いないでしょう.だからこそ希望のサラをトオイにあげたのでしょう.でも自分がどんなに頑張っても得られない「本当の兄弟」の愛を眼の前でみせられるの残酷すぎません?<br />
<br />
このトオイとカズキの対比が強いんですよね.見かけ上一人ぼっちだがチカイとの繋がりを持っており,他人のために行動できるトオイと,見かけ上家族に囲まれているが繋がりは薄れており,自分のために行動してしまうカズキは強く対比されていて,片方がフォーカスアップされるほど他方の特殊性が強調される……ダブル主人公じゃないですか.<br />
<br />
なのでエンタはマジで頑張って欲しいですね.<br />
<br />
<h3>
考察・疑問点</h3>
<h4>
伏線回収:カズキとハルカの関係</h4>
2話の「はるかは……僕の大事な弟だ」という含みのあるカズキの発言や,少し若くみえる両親,弟なのに1話で「あの子」と呼んだりするのは全部このためのものだったんですね.ハルカがカズキのことを「おにいちゃん」ではなく「カズちゃん」と呼んでるのもひょっとしたら関係があるのかもしれません.「俺はお兄ちゃんじゃない」とか言って喧嘩になったという過去があってもおかしくなさそうです.<br />
<br />
<h4>
バリアフリーな家</h4>
ハルカが足を怪我する前からバリアフリーな家であることがアニメの中で示されていたわけですが,これはなにか意味があるのでしょうか.正直全然読めないです.一緒に住んでたおじいちゃんも車椅子だった?そんなご都合主義はなさそうですが……?<br />
<br />
<h4>
なぜ尻子玉は戻ったのか</h4>
1回じゃ法則が見えなくて全然わからないですね.<br />
<br />
1つ考えているものとしては,カパゾンビとカズキが強く共感してしまったのではないかというものです.そもそも,いつもカパゾンビの欲望は主人公の行動と紙一重だったんですよね.例えば猫の毛皮を集めていたヤツは,好きな人に愛されるために猫の毛を集めていたわけですが,カズキもハルカのために猫を盗んできた訳です.<br />
<br />
今回のカパゾンビの欲望は「大事な人の香りを探し求めてた」そうですが,これを言ったカズキの声優さんの言い方が今までよりも共感している感じが強く出ていた気もします.実際,カズキは母親の香りをまだ追い求めていないとも限らないので,この説もあながち間違っていない気もします.<br />
<h4>
ハルカが匂い袋を持っていた理由</h4>
わからん.そもそもなぜハルカの両親はカズキを引き取ったのかと関わってきそう.もう少し情報が提供されないとわからないですね.<br />
<br />
<h4>
なぜまだ銃を持っているのか</h4>
人を銃殺したことがバレてるのになぜトオイは銃をまだ持ってるのか.単純なミスか,あるいは……?<br />
<br />
<h4>
まあるい円で繋がってるね</h4>
前々から言ってましたが,やはり円は繋がりの象徴ですね.この言葉もそうですが,「<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, "Segoe UI", "Helvetica Neue", Helvetica, Roboto, Arial, sans-serif, "Apple Color Emoji", "Segoe UI Emoji", "Segoe UI Symbol"; font-size: 16px; letter-spacing: 0.35px;">違う服を着てたって,大人にに何って離れ離れになったって,僕とカズちゃんははじめからおわりまでまあるいえんで繋がっているよ</span>」というセリフを言っているときの背景に丸い円が描かれていて良いですね.<br />
同じく丸い円であるミサンガ,サッカーボールがどう描かれるか気になりますね……<br />
<h3>
今後の展開の予想</h3>
<br />
<ul>
<li>レオとマブが主人公たちに直接関わってくる</li>
<li>ボスっぽいやつが裏切ったら死ぞと言ってるのでレオかマブは裏切って死ぬ()</li>
<li>レオはマブが好き</li>
<li>レオはOPで主人公3人と同列に扱われている</li>
<li>チカイは何か裏でやっており決着がついたらトオイと住むと言っている</li>
<li>エンタはカズキが好き</li>
<li>トオイの女装カズキを見る目もまんざらじゃない</li>
<li>ハルカとカズキの母親は何か関係がある(匂い袋)</li>
<li>ネズミに奪われたミサンガ</li>
<li>希望のサラ</li>
<li>エンタは自分本位で動いてて,欲望の存在に近い</li>
<li>サラはカッパ</li>
<li>ケッピはカッパの王子</li>
</ul>
<br />
これらの全てを説明するうまいストーリーは思いつかないですが,チカイがやってる謎のでかいプロジェクトは実はカワウソイヤーズと関わりがあるというのはありそうです.そこからレオがマブを助けるために何かの理由で裏切って死ぬ.エンタはレオと男を好いている点で似ているので,エンタはそれに感化されて愛をしる.最終的にハルカの足を希望のサラで治す……?という流れはありそうではあります.レオがカッパになるとかもありそうです.TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-71215257292565492852019-05-10T00:18:00.001+09:002019-05-10T00:18:35.793+09:00さらざんまい4話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年イクニ監督の作品を見まくっていたので,イクニ監督の新作『さらざんまい』を毎週見て,その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,無印セラムン・ウテナ・ピンドラ・ユリ熊・この話までの『さらざんまい』のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
今回は比較的わかりやすいというか,結構直接的にトオイの過去が明かされていました.細かいところで話したいところはあるものの,全体を俯瞰した上で語ることはあまり思いつかないですね.少し感想を書いてみたのですがあまり大したことは書けませんでした.<br />
<br />
1話のなかでも過去が徐々に明らかになっていき,構成に見る者を飽きさせない工夫がなされている気がします.しかし展開がマンネリ化しつつあると感じます.イクニ作品は少しテンポが遅くなりそうな回はギャグで覆い隠してクスリと笑える話にしたり(e.g. チャイナマネーにやられちゃいな),あるいは記号化されてわかりにくくする印象があります(e.g. こどもブロイラー).しかしこの回は直接的に描かれており,チカイの行動をありのまま描きたかった,もしくは美しく描きたかったのではないかと想像しています.もう2,3話はこういう伏線張りや,回想回をやるのかなぁと思います.<br />
<br />
今後の展開ですが,カズキがハルカを大切に思う理由と,エンタがカズキを大切に思っている理由がそれぞれ1話かけて説明され,おそらくその過程でハルカの車椅子の秘密も明かされるだろうと思っています.最終的には4話のCパートのように,それぞれが他の二人の過去を知り,お互いのことを理解して無二の親友となるのではないかと思っています.<br />
<br />
ただ全然予想がつかないのが,トオイが女装したカズキを満更でもない目で見ていた点と,カワウソイヤーズがどう関わってくるかという点です.前者はエンタとトオイがカズキを取り合うにしてもそれがどう展開するのか全然想像がつきません.トオイがカズキを好きになる気持ちがどのぐらい表に出てくるのか…….カワウソイヤーズはきっとレオがマブのために何かするんじゃないのかと思ってるのですが,主人公3人にどう関わってくるのかは2人の能力がわからないため何もわからないです.<br />
<br />
<h3>
考察・疑問点</h3>
<h4>
飴</h4>
4話では飴がいたる所で描かれています.<br />
<br />
<ul>
<li>前半でチカイが拷問をしているシーンで舐めかけの飴がチカイの近くにある</li>
<li>位牌の近くのコップの中に未開封の飴が置いてある</li>
<li>チカイがトオイの代わりにヤクザを殺し,トオイを抱きしめたときにトオイは飴を落とす</li>
</ul>
<br />
僕は最初,子供っぽさを想起させる飴を最後に落としていることから,「トオイが子供らしい価値観を捨てた」ぐらいに考えていました.しかしそれだとチカイが飴を舐めている理由がうまく説明できません.試しにGoogleで検索したところ<a href="https://twitter.com/nighty_queer/status/1124201084044451840">このツイート</a>を見つけ,そうとしか思えなくなった次第です.<br />
<br />
チカイとトオイの根本的な差異に気づかなかった自分に無力感を感じています.チカイの過去は明らかにされていませんが,チカイは自らの意思で裏の世界へ行き,金を集めて自分が守りたかった店を守った.更にはトオイの罪も背負い込む姿はメチャクチャかっこいいですね…….それに対してトオイは偶発的に,未熟なうちに幸せな家庭を失って裏の世界へと入ることになる.何も自分の意志で決めることができないというか,そもそも力が無く,ただひたすら兄を思って行動する姿は見てて辛いですね……<br />
<br />
<h4>
サッカー</h4>
3話でチカイがリフティングしていて,ひょっとしてサッカー経験者かな?と思っていたのですがやはりそうでしたね.これがどうつながるのかはわかりませんが……<br />
<br />
<h4>
引っ越しの準備?</h4>
現在のトオイ宅は荷物が片付けられており引っ越しの準備をしてあるようです.全部決着がついたらチカイとともに暮らすというようなことも述べていますし,その準備でしょう.しかし何のために……決着とは……という疑問が残ります.<br />
<br />
<h4>
バトルシーンの蓋を閉める動作</h4>
何だこれってなってた.考察せずにぐぐって<a href="https://twitter.com/im_zanmai/status/1124476853589123072">わんこそばのおかわりをやめるときの動作らしい</a>ということを知った.<br />
<br />
<h4>
トオイが女装カズキを見る目</h4>
お前もカズキのことを好きになるんか……?カズキモテモテでは?<br />
<br />
<h4>
僕ははるかが嫌いだ</h4>
嘘というか本心ではないと思ってる.今までのカズキの表情や行動を見る限り,嫌いだというのは考えにくい.どちらかといえばこの「嫌い」という言葉は「居なければよかった」みたいな意味なんじゃないかなと予想している.<br />
<br />
これは僕の予想ですが,ハルカが歩けなくなった理由はカズキが事故か何かを引き起こしたからだと思っている.この予想が正しいと「僕ははるかが嫌いだ」というのは「ハルカさえ居なければ事故は起きなかった」,故にカズキはハルカが居なければよかった(≒嫌い)と考えるようになってもおかしくはない.また,トオイこそ希望のサラを使うべきだというカズキの主張は「自分の不注意で起こした事故の贖罪に使おうという(卑しい)僕よりも,自分を守ってくれた兄のためにサラを使おうとするトオイこそサラを持っているべきだ」という意味に読み取れなくもない.TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-18461223629384681492019-05-03T02:02:00.003+09:002019-05-03T02:03:31.221+09:00さらざんまい3話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年,幾原邦彦監督が携わった『美少女戦士セーラームーン』,『劇場版美少女戦士セーラームーンR』『少女革命ウテナ』,『輪るピングドラム』,『ユリ熊嵐』を見てきました.そのタイミングでこの『さらざんまい』の放送が始まり,とても感情を抑えきることができないので,毎週その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,上記作品と『さらざんまい』1-3話のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.少し投稿が遅くて4話が放送されたあとでの投稿になってるかもしれませんが,まだ4話は見てません.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
帰省で時間が十分にとれず,考察が進まない毎日です.<br />
正直まだ伏線を張る段階なので,あまり語ることが少ないですね.あまり面白い感想は言えないのですが,ネズミがミサンガ持ってくシーンを取り上げたいですね.<br />
<br />
僕は物語を書いた経験がないのでわからないのですが,おそらく自分の最初描いたプロットどおりにストーリーを構成していくと,どうしてもあまり起きそうにないことをしなければならない状況に陥ると思うのです.例えば「とても大切にしているミサンガをうっかりなくす」というように,偶発的な現象です.あまりにも偶発的な現象が起きてしまうと,ご都合主義という感じになってしまいます.またそれを正当化するためにキャラクターを変に動かすと性格の一貫性が失われかねません.そういった偶発的な現象へ理由付けをするときに,イクニ作品では動物が出てきてそれを解決するという傾向があるように感じられます.<br />
<br />
良い例がピングドラムででてくる「見えないペンギン」という正直話の本筋にはほとんど関わってこないキャラクターでしょう.このキャラクターを持ち出すことで「女子校へ潜入する」という非常に難しいミッションを達成し,話を前に進めることができます.ウテナでもチュチュの存在意義が本当にわからないのですが,度々話を転がすのに使われていた記憶があります.<br />
<br />
余談ですが,動物が出てくる好きなシーンとしては,イクニ監督が絵コンテを担当した無印セーラームーン31話「恋されて追われて! ルナの最悪の日」ではゾイサイトがねずみを使って猫を追いかけるという描写があります.猫の追跡というのは単調になりそうですが,敵がネズミにくるまれるという絵的に面白く印象的なシーンとなります(そしてゾイサイトがちょっとかわいく見えてきます).それ以外にもカウベルの話,野良カンガルーの話,タマホマレガエルなど動物が出てくるときはギャグギャグしてて好きですね.<br />
<br />
こういった動物を使った演出が,またイクニ作品の魅力なのかなぁと思った次第です.<br />
<br />
<h3>
考察・疑問点</h3>
<h4>
サッカーを辞めた理由・エンタとカズキがメールをしない理由・はるかが車椅子の理由</h4>
今の所提示されている情報で,この3つを説明するものとして最も確度が高そうな事実として「カズキがはるかを傷つけた」という過去があったのではないかと考えています.<br />
<br />
カズキの価値観からして,子供の時からやっていたサッカーを辞めるほどの原因といえばはるかが関係してきそうだというのは明らかです.<br />
はるかを直接的に傷つけただとか,サッカーをしていたがために事故から守れなかったというような間接的な可能性もありそうです.<br />
<br />
未だ確証は無いので,もう少し情報がほしいところです.<br />
<br />
<h4>
ミサンガ</h4>
1話の冒頭シーンのミサンガの色が違うという話がありましたが,3話でサッカーをやっていた頃につけていたミサンガということがはっきりしましたね.<br />
<br />
ところで希望のサラを載せてエンタがカズキにミサンガを渡すシーンがありましたが,エンゲージリングのように扱われていましたね.<br />
これはまさに円が「繋がり」のメタファーであることを支持するものだと思います.<br />
<br />
<h4>
OP映像について</h4>
「まっさらな思いを伝えに ひた走っていく」という歌詞のシーンで,<br />
<br />
左にカズキ・右にはるか<br />
左にエンタ・右にカズキ<br />
左にトオイ・右にチカイ(トオイの兄)<br />
左にレオ(カワウソ警察の肌が浅黒い方)・右にマブ(カワウソ警察のメガネの方)<br />
のペアが描かれた絵が次々と表示されています.<br />
主人公3人をみると,左のキャラクターが右側のキャラクターを大切に思っているという構図になっています.したがってレオはマブを大切に思っているということが暗示されており,ひょっとしたらカワウソ警察ズも愛の実践をするかもしれません.<br />
<br />
「帝国からの入電」において,「裏切りはすなわち死を意味するぞ」というセリフも引っかかりますし,ひょっとしたらこの警察官たちが主人公とより深く関わり合って,さらに面白くなってくるのかもしれません.<br />
<br />
<h4>
エンタとギンコ</h4>
エンタの妄想癖の凄さについて考えていたのですが.そういえばギンコにも妄想癖がありましたね.そういえばギンコは同性のクレハが好きで,一度は欲望に飲み込まれそうになるも強い意志で克服し,愛を実践していましたね.<br />
<br />
エンタとギンコはなにかと共通点が多いので,「エンタがその身を犠牲にしてカズキを助け,さらにカズキははるかを助ける」ということが行われるのかもしれません.これってピンドラにおけるリンゴの受け渡しとも似てません?<br />
<br />
<h3>
その他</h3>
<h4>
トオイ,リフティングができてそう</h4>
ひょっとしたらサッカー経験者という流れはありそう<br />
<h4>
はるかの夢が残酷</h4>
大きなニャンタローにのってそれを駆け巡るというのは,いかにも自由な移動が束縛されたはるかの内的な欲求という感じがしてよいのだが,非常に残酷でもある.<br />
<h4>
車椅子の伏線</h4>
<br />
<ul>
<li>家のトイレ(2話)はすこし広いし,スライド式のドアになっている</li>
<li>また海岸へ行く描写(2話)では,背景にスロープが描かれている</li>
<li>はるかが立っている描写はない</li>
</ul>
<br />
はるかが歩けないことを暗示する描写は確かにあったのですが,見抜けなくて少し悔しいですね……<br />
<h4>
オワッター!!!</h4>
このセリフは何回聞いても好きですね.そしてサッカー部のいたずらだろうと一蹴するカズキの器が広すぎる……いやひょっとしたらはるかに関係ないことは何も気にしないという猟奇性の現れかもしれませんが.<br />
<h4>
カパゾンビ</h4>
カパゾンビにされて倒された人は居なかったことになる……うーん何かありそう……透明な存在?わからない.TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-37089208725456043872019-04-26T01:14:00.001+09:002019-04-26T01:19:28.108+09:00さらざんまい2話視聴時点の感想・考察<h3>
概要</h3>
この一年,幾原邦彦監督が携わった『美少女戦士セーラームーン』,『劇場版美少女戦士セーラームーンR』『少女革命ウテナ』,『輪るピングドラム』,『ユリ熊嵐』を見てきました.そのタイミングでこの『さらざんまい』の放送が始まり,とても感情を抑えきることができないので,毎週その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,上記作品と『さらざんまい』2話のネタバレを含みます.またほとんど自分用のメモなので,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.前回の記事は<a href="https://tony-mooori.blogspot.com/2019/04/1.html">こちら</a>.<br />
<br />
<h3>
感想</h3>
今週はあまり時間がなく,十分に見ることができていない状態です.まぁ1話に比べて新たに出てくるシーンは少ないのでそう語ることもないので手短に述べます.<br />
<br />
今週はより一層イクニ作品らしさが出てきたかなという印象を受けました.その最たる例は希望のサラでしょう.<br />
<br />
イクニ監督の影響がどこまであったのかは不明ですが,アニメ版無印『美少女戦士セーラームーン』においては,幻の銀水晶によって,セーラー戦士たちはダークキングダムのいない幸せな世界線に移動しました.また『少女革命ウテナ』では,世界を革命する力を得たウテナはその身を犠牲にしてアンシーを救済した結果,ウテナは居ないが明るくなったアンシーがいる世界へ移動しました.『輪るピングドラム』でも同様に,なにか不思議な力が主人公たちを別の世界線させ,幸せを得ています(基本的に主人公らの自己犠牲を含むため,はたから見ると幸せなのかわかりにくいですが).<br />
<br />
このように,イクニ監督の世界観では願いを叶える力が存在し,主人公たちが最後にそれを扱って幸せを得ています(そしてその代償として多くの場合自己犠牲によって誰かは世界から消えることが多いです).おそらくこの希望のサラは幻の銀水晶や,世界を革命する力の具現化したものと考えられます.そしてそれを使うのはエンタなのかもしれないと予想しています.<br />
<br />
イクニ作品において,欲望に忠実であることは悪いこととされています.これは欲望(利己行為)が愛(利他行為)と対になっているためです.2話をみるとカズキやトオイは弟のため,兄のために動いています.今の所その動機が未だ不明瞭であるため,本当に家族のために動いているかはわかりませんが,彼等は基本的には愛を実践していることになります.<br />
<br />
しかしながらエンタは違います.最後のシーンはカズキの気持ちを考えることをせず,完全に自分のために行動していました.一番まともそうな人間だったエンタが一番欲望に忠実に動いているわけで,この流れはさすがというか,めっちゃ好きです.エンタが「カズキは弟のためにサラを使う気なんだ.お前とは違う!」とトオイに主張していますが,絶対エンタは自分のために使うだろうというのが最後のシーンから分かります.彼はそういうキャラクターなのです.<br />
<br />
ではなぜエンタが希望のサラを使うと予想しているかというと,彼が一番あるべき姿から遠いからです.彼が一番欲望に囚われており,愛から遠い存在であるがゆえに,これから彼は愛を知り,そして希望のサラでそれを実践してくれるのだろうと思います.<br />
<br />
加えて,エンタのみが家族以外の人間(カズキ)を大切に思っているという点も理由の一つです.家族のために身を犠牲にするのはそこまで突飛な話ではありません.ピンドラの主人公たちが義理の兄弟であったのは血の繋がりのある家族でなくとも真実の愛はあると伝えたかったからだと考えています.イクニ監督は『ユリ熊嵐』が女の子同士でも真実の愛を実践できるということを示した上で,男同士でもそれはあると述べたいのではないかと考えています.<br />
<br />
故に,希望のサラが何度使えるのかは不明ですが,一番最後に希望のサラを使うときはエンタが自分のためでなく,真に相手のために使うのではないかと思っています.<br />
<br />
<h3>
シンボルが持つ意味の考察</h3>
<a href="https://tony-mooori.blogspot.com/2019/04/1.html">前回</a>で述べていなかったり,考察や調査がより深まった部分について.<br />
<br />
<h4>
カワウソ</h4>
芥川龍之介『河童』を一通り読んだのですが,とりあえずカワウソは河童の敵として描かれています.ちなみにカワウソは河童との戦争に負け,毛皮を引き剥がされたと書かれています.ひょっとして今回の猫の毛を集めてたというのはここから着想を得ているのではないかと思っています.<br />
<br />
<h4>
カッパ</h4>
あまり『河童』をしっかり読めていないのですが,少なくとも『河童』において河童は人間の悪習やどこかおかしい考え方を嘲笑するものとして描かれています.『吾輩は猫である』の猫のポジションとモチベーションは似ているような気もします.人間ならざる観点から人間を見つめ直すのはそう珍しい考え方ではないと思いますが.<br />
<br />
<h4>
はるカッパ</h4>
<a href="https://tony-mooori.blogspot.com/2019/04/1.html">前回</a>,家族なのに「あの子」なんていい方をするのは変だから妹じゃないかもしれないと考察していましたが,妹ではなく弟でしたね.はるかちゃん滅茶苦茶可愛い.<br />
<br />
とはいえやはりその呼び方は変だと思っていて,はるかはカズキのことを「お兄ちゃん」ではなく「カズちゃん」と読んでいます.またカズキは「はるかって誰だよ」と訊かれた際に,「はるかは……僕の大事な弟だ」と含みのある返答をしています.まぁなにかあるのは間違いないと思います.<br />
<br />
もしそうだった場合には,「血の繋がり以外のなにかで結ばれた相手への愛」というイクニ監督が好きそうなテーマになるので可能性は高いと思います.両親も少し若く見えますし可能性は高そうです.<br />
<br />
<h4>
欲望搾取と尻子玉搾取</h4>
<a href="https://tony-mooori.blogspot.com/2019/04/1.html">前回</a>の記事を書いたときは理解が追いついていなかったのだが,ケッピは「尻子玉」を搾取することで主人公たちをカッパにしている.カワウソ一味は「欲望」を搾取することでカパゾンビを作り出している.<br />
<br />
「欲望搾取」しているのになぜ欲望にまみれた姿となっているのかは依然として情報が足りないが,尻子玉が残っているのが原因だろうというのはわかった.尻子玉と欲望はほぼイコールだと思っていたのだが,そうではないらしい.うーん何もわからん.<br />
<br />
<h3>
その他</h3>
<h4>
考察できていない部分</h4>
沢山あるわけですが気になったところを幾つか挙げます.<br />
<br />
・スマホに映るカワウソマーク<br />
あれだけ沢山でてて何もわからない.『ユリ熊嵐』の「ユリダーク」のようになにか特定の感情が生まれたときに出てくるとかそういうのかもしれない.<br />
<br />
・はなやしき,なぜハチの格好なのか<br />
特に深い意味はなさそうだがちょっと気になるところではある.「はな」やしきだからハチかなぁぐらいだろうか.<br />
<br />
・吾妻サラ<br />
SARAtto reportには「見つけました」とあるがこれはサラが直接会ったということだろうか.よくわからない.<br />
<br />
・カワウソ一味のやりたいこと<br />
「急ごう,未来は欲望をつなぐものだけが手に入れる」というセリフからなにかしたいのは分かるが何もわからない.<br />
<br />
・去勢<br />
ニャンタローは耳に切れ込みがあるため不妊手術がされているらしい.カワウソ一味の踊りの中でも「去勢された負け犬ども牙を向け」とあるが,これは何を意味するのか.<br />
<br />
<h4>
SARAtto report</h4>
Amazon Prime動画では少し画質が悪くて読みにくいですね…….猫にもなにか意味するところがありそうな気がしないでもないです.<br />
<ul>
<li>SRAtto report + Prince ga mitsukarimashita dish. Kandou no saikai dish. Prince ha kawarihateta osugatani… Demo sara no love ha forever dish. Kare no toiki ha kyuuri no nioi. Kare no hitomi ha miwaku no blackwhole. Kare no voice ha sexy voice.</li>
<li>SARAtto report + Sara ha keiryuuzuri wo shimasu. Nijimasu, yamame, iwana…dore wo tabetemo delicious dish. Kotsu ha saka</li>
<li>SARAtto report + Hitorigurashi niha NEKO ga tottemo hitsuyou dish. Issyo ni gohan wo tabetari cattower de asondari ohirune shitari daremo inai kabe wo mitsume</li>
</ul>
<br />
<h3>
いろいろ可愛かった</h3>
2話の視聴後はキャラクターがみんな可愛いなぁというお気持ちでいっぱいだった.冒頭の「はるカッパdish」でいきなりハートを撃ち抜かれてしまった.カズキも女装姿でめっちゃ走り回る中でちょくちょく可愛い……ってなってた.エンタがキスする気持ちもわかる(?).エンタの姉ちゃんも可愛い.<br />
<br />TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-64145525379958522912019-04-18T00:13:00.000+09:002019-04-18T00:13:05.184+09:00さらざんまい1話視聴時点の感想・考察<h2 id="概要">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E6%A6%82%E8%A6%81" title="概要"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・概要</h2>
この一年,幾原邦彦監督が携わった『美少女戦士セーラームーン』,『劇場版美少女戦士セーラームーンR』『少女革命ウテナ』,『輪るピングドラム』,『ユリ熊嵐』を見てきました.そのタイミングでこの『さらざんまい』の放送が始まり,とても感情を抑えきることができないので,毎週その時どう思ったか,どう考えたかを書いていきたいと思います.<br />
<br />
なお,上記作品と『さらざんまい』1話のネタバレを含みます.また,スクショを貼ったりしていない文章のみになります.<br />
<br />
<h2 id="さらざんまいのここが良かった">
・感想</h2>
第一話でありなかなか良さを語ることが難しい.凡庸な意見だが,内容と映像美のギャップが一番好きだと感じた.<br />
<br />
この世の中には敵キャラの肛門に入っていく映像を滅茶苦茶高いクオリティで作ることで食っている人がいるという事実,すなわちこの世界が多様性を許容してくれることに感動せざるを得ない.低いクオリティの良くわからない映像を見ることはあっても,高いクオリティで良くわからない映像をみることはなかなかない.謎の疾走感あふれるカッコイイポーズと音楽の中で,女装癖が友人にさらされる映像なんて人生を1000回やり直しても思いつかない.<br />
<br />
僕はこういった「役に立たないけれど自分がやってて楽しいこと」をすることが好きで,世界(例えば大学)がそういうのを許容してくれるということを感じたときに無性の喜びを感じてしまう.この作品はまさにクリエイターが自分の才能をフル活用して今まで誰も見たこと無い映像を作ろうという気概が感じられる.そういうクリエイターが存在すること,さらにそういう価値観が許容されることに対してこの上ない喜びを感じるし,この先3ヶ月間そんな映像を毎週見ることができるという期待感で胸がいっぱいである.<br />
<br />
他にも「欲望」に焦点を当てた作品であるという点が非常に気になっている.今までのイクニ監督の作品は「愛」と「欲望」という対立について語られてきた.ここでいう愛とは単純な利他行為ではなく,その動機が欲望に基づいておらず,真に相手のためを思ってるという点に注意されたい.『ユリ熊嵐』は「愛というものを十分に理解していなかった主人公クレハが,友人ルルの愛の実践を通して愛を理解し,自身も愛を実践し幸せを得る」という流れであり,愛の重要性が説かれていた.<br />
<br />
しかしながら欲望がない人間はいないし,欲望が人間を人間足らしめているといっても過言ではない.すなわち愛と同様に欲望も人間にとって必要不可欠な要素なのである.イクニ監督がこの点をストーリーの中央に持ってくるのは知る限りでは初めてである.今までとは正反対のテーマでイクニ監督は何を語るのか,非常に気になるところである.<br />
<br />
それ以外にも語りたいことは沢山あるのだが,最後に一つ挙げるとしては今回は男がメインの話という点が今までの作品とは異なる.ここでいうメインとは何かといえば,変身するキャラクターのことを指している.<br />
<br />
『美少女戦士セーラームーン』では中学生がセーラー戦士に,『輪るピングドラム』では陽毬がプリンセス・オブ・ザ・クリスタルに,『ユリ熊嵐』ではルルとギンコが半クマ状態に変身する.みんな女の子で可愛かったのだが,今回は男の主人公がスタイリッシュに尻子玉を抜かれてケッピのお尻から出てくるという滑稽な映像になっている.今まで美少女の変身で食ってきた人が少年の変身に路線変更したのは面白い判断だし,何か理由がありそうだし,気になるところである.<br />
<br />
<h2 id="シンボルが持つ意味の考察">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%81%8C%E6%8C%81%E3%81%A4%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F" title="シンボルが持つ意味の考察"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・シンボルが持つ意味の考察</h2>
<div>
<br /></div>
<h3 id="箱">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E7%AE%B1" title="箱"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・箱</h3>
1話を見る限りでは,箱は「秘密を守るもの」という機能を持っており,中には秘密が入っていると考えるのは自然だろう.トオイの「箱を開けられるとまずい」というセリフから中身を見られたくないことが分かるし,カズキの箱の中身は女装セットで,見られたくない秘密であった.おそらく今後の話の中でトオイとエンタの箱の中身が漏洩するのは必至だろう.<br />
<br />
ちなみに個人的にはニコ動のコメントでちょくちょく見られる「箱は欲望のメタファー」という説明は間違っていると考える.この説はおそらくハコゾンビとの戦闘シーンに「ハコ❤欲望」と書かれているところから来たと思われるが,これはハコゾンビ化した人間の欲望の対象を表しているのであって,一般的には「箱は欲望のメタファー」ではないと思われる.多分来週のこの部分は「ネコ❤欲望」とかになってると思う.しかし今回箱男の欲望は欲望であると同時に秘密でもあったので一概には言えない.欲望と秘密の癒着はSARAtto reportにもある.<br />
<br />
なお,イクニ監督の作品を見てきた人なら,また箱か……と思いつつも今まで出てきた箱とは少し違う印象を受けたかもしれない.箱についての考察は<a href="http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-1734.html" rel="noopener" target="_blank">このサイト</a>が非常に詳しい.今までは人が入るくらい大きな箱だったものが,だいぶ小さい箱になっている.人に触れられたくない部分がたくさんあるキャラクターが出てくれば,もっと大きい箱が出てくるかもしれない.今後も箱の活躍に注目していきたい.<br />
<br />
<h3 id="随所に現れる㋐">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E9%9A%8F%E6%89%80%E3%81%AB%E7%8F%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%8B%90" title="随所に現れる㋐"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・随所に現れる㋐</h3>
愛,アンテナ,浅草,etc……など沢山の考察がある.調べたところ<a href="https://hilosophia.hatenablog.com/entry/2019/04/12/040243" rel="noopener" target="_blank">対象aではないかという考察</a>もあり,面白いのだが対象aって何?となったりしている.<br />
<br />
まぁおそらく意味は一つではないだろうと思っている.尻子玉の転送をするときに電波マークの下にアが書かれているのを見るとアンテナかもしれないと思うし,元の世界では㋐だった看板が欲望ワールドではカワウソになっていることから,㋐は欲望の逆,すなわち愛であると考えるのも自然だろう.そういう訳で個人的には一つの意味であるとは思わない.<br />
<br />
<h3 id="丸い円が持つ意味">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E4%B8%B8%E3%81%84%E5%86%86%E3%81%8C%E6%8C%81%E3%81%A4%E6%84%8F%E5%91%B3" title="丸い円が持つ意味"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・丸い円が持つ意味</h3>
1話冒頭で「この世界はつながりで溢れている.血の繋がり,街のつながり,思いのつながり……」と話しているときに,導火線が燃えるような音とともに,白い背景に黒い丸が描かれるカットが度々入る.それと同時にカズキの足についたミサンガが強調される.<br />
<br />
これだけ繋がりについて話しているときに,2つの円が強調して示されていたら,円がつながりを表すと考えてしまって問題ないと思われる.またこの仮説は「身も心もつながる」さらざんまいという行為が,3人の皿をつなぎ合わせて一つの皿(丸い円)を作ることで発生することからも支持される.<br />
<br />
しかしながら世の中には丸いものなどいくらでもあるので,背景を描くと意図せず丸いものが描かれてしまう(例:車用信号機のライト).したがって丸いものすべてが繋がりを表しているというわけではない.しかしカッパの皿や㋐のマークについは,繋がり・絆の意味を若干なりとも含んでいると見て問題ないと考えている.<br />
<br />
<h3 id="さらざんまい1">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%96%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%841" title="さらざんまい1"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・さらざんまい</h3>
「さらざんまい」という言葉は,直接的には3人の皿がつながる「皿3枚」から来ているとみて良いと思われる.しかし,この行為は「知られたくない秘密もすべて共有」してしまうほど,3人が「身も心もつながる」ことだとケッピが述べている.<br />
<br />
正直この行為が何を意図するか1話だけではわからない.だが,秘密の共有というのは強い繋がりを持つ家族や恋人,親友の間で行われるものであるため,この行為は3人が非常に強い繋がりをもつことを暗示しているのではないかと思っている.この考えは,『輪るピングドラム』における,リンゴを共有した者たちが家族になったという構図から着想を得ている.根拠は薄い.<br />
<br />
<h3 id="カッパ">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91" title="カッパ"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・カッパ</h3>
正直まだわからない.丸い円が繋がりを表しているならば,丸い皿を持っているカッパはポジティブなニュアンスを含んでいるんじゃないかな,という程度しかわからない.<br />
<br />
<h3 id="カワウソ">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%82%A6%E3%82%BD" title="カワウソ"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・カワウソ</h3>
正直まだわからないが,カッパと対比されていることからネガティブなニュアンスを含んでいるのではないかと思っている.シタッパーズもカワウソの形だった.「欲望フィールド」では看板はカワウソのマークになっていたことから,欲望のメタファーか,あるいはそれに関するものだろうという程度しかわからない.<br />
<br />
<h3 id="カパゾンビ">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%82%AB%E3%83%91%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93" title="カパゾンビ"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・カパゾンビ</h3>
中盤で箱をかぶった男が交番に居て,その男がカパゾンビになっていた.ラストのネコ男は次回カパゾンビになるキャラクターだと思っているので,カワウソの警察官が欲望搾取するとカパゾンビになるのだろうと思っている.なお,カパゾンビが倒された後に「死に損だ~」と述べているところから,欲望搾取されると死んでしまうのだろう(死と引き換えに力を手に入れる的な感じだと考えている).<br />
<br />
しかしそうすると「欲望搾取」してるのに欲望にまみれた怪物になるということになるので,矛盾している.カワウソなので嘘をついている可能性は高いが,なにぶん情報が少なすぎてわからない.<br />
<br />
おそらくこのカパゾンビになるような人は「はじまらず,おわらず,つながれない者たち」だと思うのだが,セリフの解釈もできていない.<br />
<br />
<h3 id="はるカッパ">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%81%AF%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91" title="はるカッパ"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・はるカッパ</h3>
ニコニコ動画などで言及されていたが,冒頭のカズキの二段ベッドの下の段が,おそらくはるカッパと思われる少女が「おやすみ」と眠るシーンとよく似ている.はるカッパがカズキの妹かもしれないと思ったのだが,妹を「あの子」と呼ぶのはおかしい.正直まだわからない.<br />
<br />
<h2 id="その他">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96" title="その他"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・その他</h2>
<div>
<br /></div>
<h3 id="冒頭部分について">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E5%86%92%E9%A0%AD%E9%83%A8%E5%88%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6" title="冒頭部分について"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・冒頭部分について</h3>
冒頭部分の時系列がよくわかっていない.冒頭部分では桜の花びらが散るのが見えるから4月頭ぐらいだとおもうのだが,学校のシーンで出てくるカレンダーは7月と8月のページを開いている.また,冒頭シーンではカズキはミサンガをつけているが,学校の相撲のシーンではミサンガをつけていない.<br />
<br />
すごくもどかしいのが4月とかミサンガの有無では未来なのか過去なのかわからないという点だ.学校シーンはミサンガが切れた後なのか,付ける前なのかわからない.なお,冒頭シーンでつけているミサンガは,エンタの箱の中にあるミサンガとよく似ているが,色が違う.ますますわからない.<br />
<br />
<h3 id="けものフレンズのパロディ?">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E3%81%91%E3%82%82%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%EF%BC%9F" title="けものフレンズのパロディ?"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・けものフレンズのパロディ?</h3>
ケッピに対して「祟らないでください!」と言うシーンがかばんちゃんの「食べないでください!」と似ているし,ケッピの甲羅がセルリアンの弱点の石とよく似ている.<br />
<br />
イクニ監督が動物好きなのは作品を見れば分かるし,『けものフレンズ』のことが好きなんじゃないかなと個人的には思っている.軽く検索かけたが,監督はけものフレンズ関係のツイートはしていないので根拠は非常に薄い.<br />
<br />
<h3 id="SARAtto-report">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#SARAtto-report" title="SARAtto-report"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・SARAtto report</h3>
吾妻サラがテレビに出ているシーンで小さくSARAtto reportという設定のヒントが書かれている.一応まとめておいたが誤字があるかもしれない.<br />
<ul>
<li>
SARAtto report + Prince wo sagashiteimasu. Tokucyou ha ikevo de iinioi de irojiro de mochihada de kaeru ja nai dish. Sukina tabemoo ha kyuuri dish. Futsuu no ningen niha miemasen.<br />
</li>
<li>
SARAtto report + Prince ha coldsleep de dokokani nemutteiru hazu dish. Moshi sore wo hakai shita mono ha tatararemasu dish. Gutaite<br />
</li>
<li>
SARAtto report + Otonagai niha HAKO ga hitsuyou dish. Sara ha chocobar black3der wo otonagai shiteiru dish. Darenimo ienai himitsu dish. Yonige nimo HAKO ga hitsuyou dish. Sara mo</li>
</ul>
<h2 id="参考">
<a class="anchor hidden-xs" href="https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=7272559230225261720#%E5%8F%82%E8%80%83" title="参考"><span class="octicon octicon-link"></span></a>・参考</h2>
<ul>
<li><a href="https://crownish11104.com/2019/04/12/sarazanmai-1/" rel="noopener" target="_blank">さらざんまい第1話の感想と考察|箱の正体とカワウソとケッピ | スリーチェック</a></li>
<li><a href="https://crownish11104.com/2019/02/06/sarazanmai-kousatsu/" rel="noopener" target="_blank">さらざんまい|放送前に物語の考察をしてみた。カッパとカワウソ | スリーチェック</a></li>
<li><a href="https://hilosophia.hatenablog.com/entry/2019/04/12/040243" rel="noopener" target="_blank"><さらざんまい1話感想・考察>㋐=対象a説 - 妃露素ふぃあの日記</a></li>
<li><a href="https://animedeeply.com/mozoushi/sarazanmai/23662/" rel="noopener" target="_blank">さらざんまい1話感想・考察・解説!「ア」の意味&作品のテーマとは</a></li>
<li><a href="https://animedeeply.com/mozoushi/sarazanmai/23473/" rel="noopener" target="_blank">さらざんまい感想・考察・解説記事まとめ</a></li>
<li><a href="http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-1734.html" rel="noopener" target="_blank">失われた何か 幾原邦彦監督の変わらない「世界の解放」というテーマ。輪るピングドラム23話の「箱」とウテナの「棺」の描写の比較から</a></li>
</ul>
TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-10718164769938992402019-01-30T23:55:00.002+09:002019-01-30T23:55:37.998+09:00Rustで少し凝ったBrainfuckインタプリタを書いてみた<h3>
1.概要</h3>
Rustで少し凝ったBrainfuckインタプリタを実装してみたので,やってみたことについてメモがてら書きます.<br />
<br />
<h3>
2.経緯</h3>
プログラミング好きの友人とともに内輪でハッカソンみたいなものをやろうという話になった.1日で実装できてしかもそこそこ面白いプログラムはないかと考えた結果Brainfuckインタプリタを実装しようという話に.<br />
どうせやるならなるべく早いインタプリタを実装しようとのことで,マンデルブロ集合を表示するプログラムの実行時間を計測した.<br />
結果はともかくとしてそこそこ速いインタプリタができたので満足してる.<br />
・<a href="https://github.com/TonyMooori/cheetah_bf">作成したプログラムのGitHubレポジトリ</a><br />
<br />
<h3>
3.制約</h3>
Rustの勉強目的もあったので,以下の制約の下で実装した<br />
<br />
<ol>
<li>安全性や信頼性に重きを置いて書く(unwrapやunsafeとか使わない)</li>
<li>panicで殺さずにResult/Optionでエラーハンドリングする</li>
<li>ポインタが負の値となったらエラーを吐く</li>
<li>括弧の対応がないなどinvalidなコードはエラーを吐く</li>
<li>Brainfuckのメモリは動的にallocationする(固定長にしない)</li>
</ol>
<br />
3・5の制約からポインタを動かすたびにポインタが負になってないかや配列サイズより大きくなってないかなどを確認することになるので,きちんと確認したわけじゃないけれどこの2つがネックになっている気がする(試しに固定長にしてみたら10%ぐらいは改善していた).<br />
<br />
<h3>
4.やったこと</h3>
パース→最適化→実行という形で実行させた.主に<a href="https://www.nayuki.io/page/optimizing-brainfuck-compiler">Optimizing brainfuck compiler</a>を参考にしつつ,実行速度が早くなるような工夫をした.<br />
<br />
<h4>
4.1.メモリをu8ではなくi32で扱う</h4>
Vector<u8>で持つよりVector<i32>で持って255との論理積を取るほうが早かった.B1のときに先生が言ってたキャストは遅いは真だったんだなぁ.メモリをたくさん使うプログラムでベンチマークをとったらまた変わるとは思うが.<br />
<br />
<h4>
4.2.括弧の対応は実行前にとっておく</h4>
書くほどではないが毎回対応する括弧を探すのは時間がかかるのでパースした際にプログラムをリストの形で持っておいた.<br />
<br />
<h4>
4.3.連続する+や>は圧縮する</h4>
これもまた定番だが+++++はAddMemory(5),<<<<はAddPointer(-4)という内部命令に変換することで高速化した<br />
<br />
<h4>
4.4.[-]は0を代入するというコードに変換した</h4>
Assign(v)というメモリに値vを代入する内部命令を作って[-]は0を代入するようにした.<br />
<br />
<h4>
4.5.[->+++>++<<]系のコードを最適化した</h4>
[->+++>++<<]は意味的にはmem[1] += mem[0]*3,mem[1] += mem[0]*2, mem[0] = 0というコードであるので,MultAdd([(1,3),(2,2)])という内部命令を作り実行する形にした.<br />
<br />
それ以外に工夫はしてみたものの,かえって遅くなったり,実装した当時は早くなったがいろいろ書き換えた今はむしろボトルネックになっていそうだったりするので割愛した.<br />
とりあえずこれらの最適化をかけた結果,一番最初にインタプリタとして動作したとき(4.1~4.3のみ実装)と比較して半分の時間で実行できるようになった.<br />
<br />
<h3>
5. ベンチマーク</h3>
比較対象はbfとbff.bfはaptで入るBrainfuck処理系で,<a href="https://github.com/apankrat/bff">bff</a>はideoneなどで使われている処理系.どちらもC言語製.<br />
<br />
コード: mandelbrot.bf<br />
Version: 1.0.0<br />
CPU: Core i3 3220<br />
OS: Ubuntu16.04(Bash on Windows)<br />
<table style="background-color: white; border-collapse: collapse; border-spacing: 0px; box-sizing: border-box; color: #24292e; display: block; font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif, "Apple Color Emoji", "Segoe UI Emoji", "Segoe UI Symbol"; font-size: 16px; margin-bottom: 16px; margin-top: 0px; overflow: auto; width: 898px;"><thead style="box-sizing: border-box;">
<tr style="border-top: 1px solid rgb(198, 203, 209); box-sizing: border-box;"><th style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">program</th><th style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">time</th></tr>
</thead><tbody style="box-sizing: border-box;">
<tr style="border-top: 1px solid rgb(198, 203, 209); box-sizing: border-box;"><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">chetah_bf(release build)</td><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">0m6.686s</td></tr>
<tr style="background-color: #f6f8fa; border-top: 1px solid rgb(198, 203, 209); box-sizing: border-box;"><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">cheeta_bf(optimized build)※1</td><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">0m5.652s</td></tr>
<tr style="border-top: 1px solid rgb(198, 203, 209); box-sizing: border-box;"><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">bf</td><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">0m7.604s</td></tr>
<tr style="background-color: #f6f8fa; border-top: 1px solid rgb(198, 203, 209); box-sizing: border-box;"><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">bff</td><td style="border: 1px solid rgb(223, 226, 229); box-sizing: border-box; padding: 6px 13px;">0m5.330s</td></tr>
</tbody></table>
※1 cargo rustc --release -- -C lto -C debug_assertions=no -C panic=abort<br />
<br />
bfには勝ったけどbffには負けてますね……(いやきっとメモリアクセスをunsafeにすれば勝ってた←ホントか?)<br />
少し悔しいですが僕のRust力ではこれが限界でした.<br />
<br />
<h3>
6.その他</h3>
Bash on Windowsでlldb(rust-lldb)を実行するとrunしたときにフリーズするという問題にぶち当たった.友人も同様だったのでおそらくBoW特有の問題っぽい.解決策は持っておらず,単にrust-gdbを使ってごまかした.<br />
<br />
<h3>
7.参考</h3>
<br />
<ul>
<li><a href="https://github.com/TonyMooori/cheetah_bf">実装したプログラムのリポジトリ</a></li>
<li>Brainfuckの最適化が詳しく書いてあるサイト <a href="https://www.nayuki.io/page/optimizing-brainfuck-compiler">Optimizing brainfuck compiler</a></li>
<li>bffのコード <a href="https://github.com/apankrat/bff">apankrat/bff: Moderately-optimizing brainfuck interpreter</a></li>
<li>Wikipedia <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/Brainfuck">Brainfuck - Wikipedia</a></li>
</ul>
<br />
<br />TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-36392259634869889842019-01-14T20:08:00.002+09:002019-03-18T02:08:21.038+09:002019年最初の投稿また年が変わってしまった.<br />
2018年の活動を振り返り今年の目標を立てる.<br />
<br />
<h3>
# 2018年活動履歴</h3>
Rust,コンパイラ(インタプリタ),線形代数の3つが大きな成果<br />
<br />
1月……Clojureをやってたっぽい.あとRustのボローチェッカーと喧嘩してた.<br />
2月……Rustやってた.あとよりもい見てた.<br />
3月……Verilogやってたらしい.なにも覚えてない.<a href="https://github.com/TonyMooori/studying_2018/tree/master/201803/td4">TD4の実装</a>をしてたらしい.たぶんこのあたりで<a href="http://www.aoky.net/articles/peter_norvig/lispy.htm">Pythonで書くLispインタプリタ</a>を読んでLisp実装してた.<br />
4月……ひたすらRustやってたっぽい.あと操車場アルゴリズムとかプログラミング言語に興味が向いた.研究室に配属.ロボット系ではなくあえてトライボロジーの研究室に入ってみた.<br />
5月……院試勉強したり『線形代数の世界』を読んでた.<br />
<div>
6月……『線形代数の世界』を読んでた.mal(Lispの方言)の実装を始めた.</div>
<div>
7月……『線形代数の世界』を読んでた.<a href="https://tony-mooori.blogspot.com/2018/07/lisprust.html">malの実装を終えた</a>.『アルゴリズムパズル』とかやってた.</div>
<div>
8月……『線形代数の世界』を読んでた(双対空間の章まで読んだ).</div>
<div>
9月……Coqを触った.幾原邦彦監督の作品(無印セーラームーン,ウテナ,ピンドラ)を見た.</div>
<div>
10月……研究が始まった.BCHで実験ノートのハッシュ値とったりしてた.</div>
<div>
11月……研究がうまくいかないと嘆いていた.3Dプリンターを購入した.</div>
<div>
12月……研究がうまくいかないと嘆いていた.SSSS.GRIDMAN,電光超人グリッドマンを見てた.</div>
<div>
<br /></div>
<h3>
# 去年得たもの</h3>
<div>
<ul>
<li>Rustの実装力</li>
<li>クレカ(+Aliexpressで電子部品購入する術)</li>
<li>ちょっとしたプログラミング言語の実装</li>
<li>線形代数</li>
<li>数学の本の読み方</li>
<li>3Dプリンター</li>
<li>LabVIEW</li>
<li>アセトンだばだば使う根性</li>
</ul>
<div>
Rustはいいぞ.C/C++のコードの8割はRustで置き換えられるという確信がある.</div>
</div>
<div>
<br /></div>
<h3>
# 去年の目標達成率</h3>
<div>
・英語の多読をする……未達成</div>
<div>
院試は推薦が通ってしまった.まったく勉強するモチベがなかった.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・数学の勉強をする……達成</div>
<div>
めっちゃ『線形代数の世界』読んだ.それでもまだ全ては読み終わってないけど.論理学や集合論とかもやりたかったができてないので今年はもっと勉強する.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・Lisp(関数型言語)の勉強……未達成</div>
<div>
『Land Of Lisp』読むつもりがRustが良すぎて動的言語やる気力にならなかった(かといってHaskellやる気にもならんが)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・CPUのより詳細な内容(割り込みとか)/コンパイラ/OSについて学ぶ……半分達成</div>
<div>
コンパイラの勉強はちょっと始めたけどまだまだなのでもっと勉強したい.オートマトンとか計算理論とかはちょっと触ったけど身につくところまでやってないので今年は勉強したい.CPUやOSにはあまり興味が向かなかった.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・本を読む……未達成</div>
<div>
<a href="https://github.com/TonyMooori/studying_2018/blob/master/books.md">全33冊</a>.2年前は読書の質が悪かったので質のいい本を読もうとしたが,正直2年前のほうが良い読書ができていた気がする.ただ『高崎山のサル』『タイの僧院にて』『文化人類学入門』はめちゃくちゃよかった.宗教・文化人類学の本は割と面白いと感じた.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・ブログを更新する……未達成</div>
<div>
してないね.悲しい.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・新しいことに挑戦する……達成</div>
<div>
謎の研究室にはいってマイクロピペットとかアセトンとか使うのは面白かった.線形代数の勉強がちゃんとできたのも良かった.プログラミング言語を実装できるようになったのはめちゃくちゃ楽しい.</div>
<div>
<br /></div>
<h3>
# 今年の目標</h3>
<div>
研究上手く行かないし学部が終わって就職が近づいているのを肌で感じているしでセンチメンタル味がある.頑張っていきたい.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・次の事柄の勉強</div>
<div>
とりあえず勉強したいことを列挙すれば,Rust,アルゴリズム,コンパイラ,計算理論,CPU,OS,線形代数,集合論,関数型言語,<span style="font-size: xx-small;">英語</span></div>
<div>
<br /></div>
<div>
・本を読む</div>
<div>
質・量ともに求めるが,困ったときは量を求める方向で.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・ブログの更新などのアウトプット</div>
<div>
あまり魂がやりたいと言ってないので程々に.Rustでフリーソフトだしたい気持ちはある.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・オタッキーなことをやる</div>
<div>
広く浅くよりも狭く深く.セーラームーンとか西遊記とか,自分が好きな作品を見つけたらとことん掘り下げていきたい.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
・新しいことへの挑戦</div>
<div>
魂に刻み込むべき目標.これをやめたら本当に社会の害になってしまう.</div>
TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-12831515732696986342018-10-13T14:14:00.001+09:002018-10-20T14:43:51.080+09:00ファイルのハッシュ値をBCHのブロックチェーン上に記録するスクリプト<h3>
# 概要</h3>
僕は今研究室に配属されているのですが,少し新しいことをしようと思い実験系の研究室に配属しています.その際に,わりと厳しく言われるのが実験ノートです.<br />
実験ノートは研究者の不正防止のためのもので,書き換えが行えないようにボールペンで書き,きちんとページごとに日付と保存したファイルの名前などを書くことが要請されています.<br />
しかし書き換え防止とかハッシュ値とブロックチェーンの出番という感じですし,僕は手書きよりテキストデータのほうを好むので,試しに適当なファイルのハッシュ値をBitcoin Cashのブロックチェーン上に記録するスクリプトを書いてみました(<a href="https://github.com/TonyMooori/save_file_hash">ここ</a>).<br />
<br />
<h3>
# デモンストレーション</h3>
<h4>
## 仕組み</h4>
BitcoinやBitcoin Cashなどはご存知の通り暗号通貨と呼ばれるタイプの新しい通貨で,他の人へお金を送ったり,また逆に受け取ったりすることができます.<br />
そういった送金の際に,送金の理由などを記載することができるようになっており,そこに実験ノートなど改ざんされたら困るファイルのハッシュ値などを記載しておけば,Bitcoin Cashが使われなくなるまではハッシュ値や,ハッシュ値が保存された時間などが残り続けます.<br />
今回は.vimrcのハッシュ値をBitcoin Cashのブロックチェーン上に記録する例を見せます.<br />
<br />
<h4>
## bitcashのインストール</h4>
bitcashはBitcoin Cashを扱うためのPythonライブラリです.pipでもインストールできるのですが,pipに登録されているバージョンは少し古く,書き込める文字列が40 byteまでしか出力できません.<br />
なのでGitHubリポジトリからインストールする必要があります.<br />
<pre style="background-color: #f6f8fa; border-radius: 3px; box-sizing: border-box; color: #24292e; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: 1.45; margin-bottom: 16px; overflow-wrap: normal; overflow: auto; padding: 16px;"><code style="background: initial; border-radius: 3px; border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: inherit; margin: 0px; overflow-wrap: normal; overflow: visible; padding: 0px; word-break: normal;">git clone https://github.com/sporestack/bitcash.git
cd bitcash
sudo python3 setup.py install</code></pre>
<h4>
## スクリプトのダウンロード</h4>
僕の書いたスクリプトをGitHubからcloneします.<br />
<pre style="background-color: #f6f8fa; border-radius: 3px; box-sizing: border-box; color: #24292e; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: 1.45; margin-bottom: 16px; overflow-wrap: normal; overflow: auto; padding: 16px;"><code style="background: initial; border-radius: 3px; border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: inherit; margin: 0px; overflow-wrap: normal; overflow: visible; padding: 0px; word-break: normal;">git clone https://github.com/TonyMooori/save_file_hash.git</code></pre>
<h4>
## ウォレットの作成とお金の送信</h4>
main.pyは入力された文字列をブロックチェーン上に記録し,そのトランザクションidを表示するプログラムですが,最初の起動の際にウォレットの作成を行います(ウォレットの暗号鍵はprivate.secretというファイルに記録してあります.).<br />
<pre style="background-color: #f6f8fa; border-radius: 3px; box-sizing: border-box; color: #24292e; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: 1.45; margin-bottom: 16px; overflow-wrap: normal; overflow: auto; padding: 16px;"><code style="background: initial; border-radius: 3px; border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: inherit; margin: 0px; overflow-wrap: normal; overflow: visible; padding: 0px; word-break: normal;">python3 main.py
>Making and saving new wallet...
>Send some money to bitcoincash:qzuagk4vvp8hmfzrwcgd9fmnuwvce6p6kv704adgav</code></pre>
この表示されたアドレスに持っているBitcoin Cashを送信してください.持ってない人は買うか,あるいは<a href="https://wallet.bitcoin.com/">Bitcoin.comのアプリを入れると5円分ぐらいもらえる</a>のでもらってみてください.<br />
ブロックチェーンに記録するのに必要な手数料は2018/10現在では0.2円ぐらいですので,5円もあればデモとしては十分でしょう.<br />
<br />
<h4>
## autosave.shの編集</h4>
autosave.shという名前のシェルスクリプトにハッシュ値を取得し,ブロックチェーン上に記録するまでのコマンドが書かれています.<br />
sha256sum ~/.vimrcの部分を変えればハッシュ値を保存したいファイルを変えられます.<br />
<pre style="background-color: #f6f8fa; border-radius: 3px; box-sizing: border-box; color: #24292e; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: 1.45; overflow-wrap: normal; overflow: auto; padding: 16px; word-break: normal;">rm hash.txt
rm tx.txt
sha256sum <span class="pl-k" style="box-sizing: border-box; color: #d73a49;">~</span>/.vimrc <span class="pl-k" style="box-sizing: border-box; color: #d73a49;">|</span> cut -d <span class="pl-s" style="box-sizing: border-box; color: #032f62;"><span class="pl-pds" style="box-sizing: border-box;">"</span> <span class="pl-pds" style="box-sizing: border-box;">"</span></span> -f 1 <span class="pl-k" style="box-sizing: border-box; color: #d73a49;">>></span> hash.txt
cat hash.txt <span class="pl-k" style="box-sizing: border-box; color: #d73a49;">|</span> python3 main.py <span class="pl-k" style="box-sizing: border-box; color: #d73a49;">>></span> tx.txt
<span class="pl-c1" style="box-sizing: border-box; color: #005cc5;">echo</span> <span class="pl-s" style="box-sizing: border-box; color: #032f62;"><span class="pl-pds" style="box-sizing: border-box;">"</span>https://explorer.bitcoin.com/bch/tx/<span class="pl-s" style="box-sizing: border-box;"><span class="pl-pds" style="box-sizing: border-box;">$(</span>cat tx.txt<span class="pl-pds" style="box-sizing: border-box;">)</span></span>)<span class="pl-pds" style="box-sizing: border-box;">"</span></span></pre>
<br />
<h4>
## autosave.shの実行</h4>
あとはautosave.shを実行するだけです.<br />
<pre style="background-color: #f6f8fa; border-radius: 3px; box-sizing: border-box; color: #24292e; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: 1.45; margin-bottom: 16px; overflow-wrap: normal; overflow: auto; padding: 16px;"><code style="background: initial; border-radius: 3px; border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline; font-family: SFMono-Regular, Consolas, "Liberation Mono", Menlo, Courier, monospace; font-size: 13.6px; line-height: inherit; margin: 0px; overflow-wrap: normal; overflow: visible; padding: 0px; word-break: normal;">>bash ./autosave.sh
https://explorer.bitcoin.com/bch/tx/ed1787e799e5fcb20eaeb891d060ec63e01a117a98f41e0c19d5776e9ee5c046</code></pre>
URLにアクセスすれば保存されたハッシュ値を見ることができます(下図のOP_RETURNを発見しましたの部分).<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-4tj-DAnV8qE/W8F9yYKY1vI/AAAAAAAABOs/lrJn50oj2qsInf9kXBpOKeDP5QofiF_MwCLcBGAs/s1600/sss.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="655" data-original-width="1136" height="184" src="https://4.bp.blogspot.com/-4tj-DAnV8qE/W8F9yYKY1vI/AAAAAAAABOs/lrJn50oj2qsInf9kXBpOKeDP5QofiF_MwCLcBGAs/s320/sss.png" width="320" /></a></div>
定期的に保存したい場合はcrontabとかで設定したら良いと思います.<br />
<br />
<h3>
# 所感</h3>
一応今は実験結果などをMarkdownでメモして,週一でそのファイルのハッシュ値を保存するスクリプトを走らせています.<br />
xonshスクリプトが何故かcrontabで動かなかったり,bitcashのバージョンが古いことに気づかなかったりと割と苦戦しましたが形になってよかったです.<br />
<br />
<br />TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-43282966303389007062018-07-31T01:28:00.001+09:002018-08-05T15:01:51.731+09:00アルゴリズムパズル 49-60 僕の解答・感想<h3>
1. 概要</h3>
『アルゴリズムパズル ―プログラマのための数学パズル入門』の29-48番目の問題の僕の解答・感想です.<br />
<br />
<h3>
2. 各問題の解答・感想</h3>
<h4>
2.1. 49 宣教師と人食い人種</h4>
全幅探索だよなぁっておもって答え見て,状態空間グラフとか解答には書いてあるけど結局のところ禁止操作を除いた全幅探索では?と思ってる.<br />
<br />
<h4>
2.2. 50 最後の球</h4>
気づくのに時間がかかった.僕は(黒の球の数)x2+(白の球の数)がどちらの操作でも不変だということに気づいて回答したが,白の球の数のみに注目すれば良いことに答えを見てから気づいた.<br />
<br />
<h4>
2.3. 51 存在しない数字</h4>
まぁ100を法とした和が計算できれば行けるが……それはジルにできるのか?と半ば不安ながら答えを見た.できるらしい.<br />
この手の問題は何言ってもヒントになってしまうので問題出題側に厳しいところがある.<br />
<br />
<h4>
2.4. 52 三角形の数え上げ</h4>
適当に数字を並べば法則性は見える,なんかややこしいだけな気がしたので証明は特にしなかった<br />
<br />
<h4>
2.5. 53 バネ秤を使った偽造硬貨の検出</h4>
にぶたん.\(W(n)=W(\lceil n/2 \rceil)+1\)の解が\(W(n)=\lceil \log_2 n \rceil \)になることはどうやって示されるんだろうか.<br />
そのへんが気になりだしたら普通にアルゴリズム系の本を読んだ本がいい気もする.<br />
<br />
<h4>
2.6. 54 長方形の切断</h4>
No.30といたあとなら即答<br />
<br />
<h4>
2.7. 55 走行距離パズル</h4>
高校数学でみた気がする.<br />
<br />
<h4>
2.8. 56 新兵の整列</h4>
今の所暫定一番で問題文の意図が汲み取れなかった問題.<br />
とりあえず昇順に並べれば良いのはわかるがヒントを見て何を言ってるんだ?となって答えを見て何を言ってるんだ?となった.<br />
ここでいう差は二通りの読み方ができるよね?みたいなのは言葉の定義の話であってそこをどういう言うのは良い問題とは思えない.正直本質的でないところで悩むのは不毛すぎる.<br />
答えを見たあとに問題文を見ると「なんで読み違えたんだろう」となってしまうので,レビューを頼まれたひとが指摘しないといけないのだと思う.<br />
とりあえず僕の意見としては,この問題は「シュヴェイクは上司の命令を勘違いをしているが,どんな勘違いをしているだろうか」と一文入れたりするか,もしくは「~差の絶対値の平均が~の場合と,(ある兵士の身長)-(その兵士の前にいる兵士の身長)の平均が~の場合で解がことなる.どのように配置すればよいか」といういうふうに書き換えたほうが良いと思う.<br />
<br />
<h4>
2.9. 57 フィボナッチのウサギ問題</h4>
まぁ数列はすぐ出るでしょう.高校数学.<br />
<br />
<h4>
2.10. 58 ソートして、もう1回ソート</h4>
これは面白かった.トランプを実際に引っ張り出してきてあれこれやって「アレ?これひょっとして常に0なの?」と気づいたときは狐につままれたようだった.<br />
証明は考えたがちゃんとまとまってないが納得できる状態まで持っていけた.<br />
<br />
<h4>
2.11. 59 2色の帽子</h4>
まぁよかった.少し考えたらわかると思う.<br />
ただ「午後12:05から始めて午後12:55まで5分おきに囚人を整列させる」は12:05を含まないと思って「10回だからムリ!」と答えを見たら違ったので「合計11回整列させる」と書いてほしかった(中途半端な時間だから少し考えたらわかる気がするし若干ア.ス*ペ味がある).<br />
<br />
でも流石にこれは考えすぎかもしれないが,囚人の考え方しだいでうまくいかない場合があるのでは?と思った.というのも,解答では<br />
・「自分の帽子の色がわからない,もしくは自分の帽子の色が白である」→「とどまる」<br />
・「自分の帽子の色が黒である」→「前に出る」<br />
という「黒だったときのみ前に出る」で行動をしていたが,<br />
・「自分の帽子の色が白である」→「とどまる」<br />
・「自分の帽子の色がわからない,もしくは自分の帽子の色が黒である」→「前に出る」<br />
という「白だったときのみとどまる」で行動する可能性も否定出来ないなぁと思った.<br />
<br />
<h4>
2.12. 60 硬貨の三角形から正方形を作る</h4>
とりあえず「正方形」って何?となった.<br />
外枠だけで良くて複数の正方形を作らせたいのか,中身が詰まってる1つの正方形を作らせたいのか,中身を詰めるとしたら詰め方はどんなものを許容するのか.<br />
あと「何種類の」とは「向き・場所が異なる正方形」を区別するの話なのか,あるいは「大きさの異なる正方形」を区別する話なのかわからないなぁとなってた.<br />
いちゃもんみたいに聞こえるかもしれないけれど変に深読みしてしまって混乱したので,とりあえず目標となる正方形の図を入れてほしかったのはある.<br />
正直何言ってもヒントになるタイプの問題なので辛いところではあるので致し方なし.<br />
<br />
<h3>
3. 感想とか</h3>
問題文がよくわからなくて本質的じゃないところで悩むのが本当に不毛である.<br />
訳者は悪くなくて(むしろ訳注を入れてくれたりして助かっている),多分これは著者というかレビューしたひとがちゃんとレビューしてくれなかったのがいけないのではと思ってる.<br />
<br />
<br />TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-70557384709865885102018-07-28T16:19:00.000+09:002018-07-31T01:28:52.191+09:00アルゴリズムパズル 29-48 僕の解答・感想<h3>
1. 概要</h3>
『アルゴリズムパズル ―プログラマのための数学パズル入門』の29-48番目の問題「の僕の解答・感想です.<br />
<br />
<h3>
2. 各問題の解答・感想</h3>
<h4>
2.1. 29 魔法陣再び</h4>
足して15になる組み合わせは(1,5,9), (1,6,8), (2,4,9), (2,5,8), (2,6,7), (3,4,8), (3,5,7), (4,5,6)で,そうすると中央の数字は5以外ありえないことがわかる(中央は縦横斜めで4種類の和が15にならないといけないので).そこから(1,5,9)をどう配置するかとか理詰めで考えていけば解は出て,回転対称とかやれば8通りある事がわかる.<br />
<br />
<h4>
2.2. 30 棒の切断</h4>
まぁなんかわかる.どんだけ頑張ってもn回の切断では2^n個の分割しかできないので100<2^7より最低でも7回だし7回でできるので7回でできる!!!!みたいな.<br />
一般の場合は帰納的に証明できそうという感じだった(n=1明らか,n>1,n>=a_1をみたすもので最大のa_1=2^kとa_2=n-a_1にまず切断するとa_1>a_2より~みたいな).<br />
<br />
<h4>
2.3. 31 3つの山のトリック</h4>
3分探索<br />
<br />
<h4>
2.4. 32 シングル・エリミネーション方式のトーナメント</h4>
シングル・エリミネーション方式?僕らの知ってるトーナメント戦であってるのか……?という不安があったので図を入れるか訳注入れるかしてほしかった.<br />
有名な問題なので(a) (b)は明らかだけれど(c)は何が言いたいのかさっぱりわからなかったし,解答を見て問題文ちゃんと書けやとなった.<br />
<br />
<h4>
2.5. 33 魔法陣と擬似魔法陣</h4>
29を解いたあとなら割とすぐわかると思う.<br />
<br />
<h4>
2.6. 34 星の上の硬貨</h4>
ちょろい.<br />
<br />
<h4>
2.7. 35 3つの水入れ</h4>
初期状態の記述を読み漏らしてたけれどこれは試行錯誤してればいつか最適解みつかるでしょ感(本の解答も全幅探索紹介してるし).<br />
<br />
<h4>
2.8. 36 限られた多様性</h4>
nが適当な数字のときについて考えたら普通にいけるやん!となって答え見たら不覚にも奇数のこと考えてなかった.<br />
<br />
<h4>
2.9. 37 2n枚の硬貨の問題</h4>
苦戦した.最初の僕の解は,重ねた状態でNクイーン問題解けば良いなとなったがNクイーン問題が任意のn>4で解を持つことが怪しかったし答えちら見したら貪欲っぽいことやってたのでもう少し考えて同じ構成法に至った.<br />
<br />
<h4>
2.10. 38 テトロミノによる敷き詰め</h4>
まぁ考えればわかる.ここまでちゃんと解いていれば不変条件とか市松模様の色とか散々やったのでそのタイプやろなぁとなる.<br />
<br />
<h4>
2.11. 39 盤面上の一筆書き</h4>
ルネジムだ!!!!!!!!!!!!ってなった.<br />
エメラルドでいきなり出てきたルネジムのおっさん,ほんと影が薄いですよね.<br />
とりあえずbは良いとして,aの理由付けがうまく行かなかった.<br />
上下左右にある3x3の領域を埋める方法は,3x3の外から入ってきて全部埋めて出る方法は限られていること,最終的な位置が決まってることには気づいたので多分無理だよな……みたいな理由付けで答えを見たらなるほどーとなりましたね……<br />
<br />
<h4>
2.12. 40 交互に並ぶ4つのナイト</h4>
チュートリアルを見てればわかる.<br />
<br />
<h4>
2.13. 41 電灯の輪</h4>
とりあえず全部つければ全部つくことには幾つかのケースで試せばわかるし,3の倍数のときはうまくやれることにも気づくでしょう.<br />
<br />
<h4>
2.14. 42 もう1つの狼と山羊とキャベツのパズル</h4>
n>1ではできないと思って答えを見たら違った.<br />
WCHGとGHCWはわかったが,n=2の場合はその2つをくっつけることしか考えてなくて,WCHGWCHGはダメじゃん!とおもいこんで完全に間違えた.<br />
とりあえずn=2をちゃんと理詰めでやればよかった.<br />
<br />
<h4>
2.15. 43 数の配置</h4>
上手いこと思いついたと思って喜々として証明を書いてたら違ってることに気づいた.<br />
一応とりあえず1からnの数字を並べて,左から見てって不等号が成り立ってないところは入れ替えるというのを入れ替えがなくなるまで繰り返せば行けそうだけれどうまくいくという証明はできなくてうーん.答えみたいな方法正直思いつかんよ.<br />
<br />
<h4>
2.16. 44 より軽いか?より重いか?</h4>
解答とは少し違ってた.<br />
<br />
n=3mのとき,|A|=m, |B|=m, |C|=mとなるようにA,B,Cに分割する.<br />
・AとBを比較して同じ重さ→Cに偽物があるのでAとCを比較<br />
・AとBを比較して違う重さ→Cはすべて本物なのでAとCを比較<br />
n=3m+x(x∈{1,2})のとき,|A|=m, |B|=m, |C|=m+xとなるようにA,B,Cに分割する.<br />
・AとBを比較して同じ重さ→Cに偽物があるので,AとBから|D|=m+xなるように硬貨を集めてCとDを比較<br />
・AとBを比較して違う重さ→Cは本物なのでCからx枚を除いたものをDとしてAとDを比較<br />
<br />
これでも行けるはず.<br />
<br />
<h4>
2.17. 45 ナイトの最短経路</h4>
チェスを上が来たとなるように東西南北に向けて考えると,ナイトが南南東に進むと(dx,dy)=(1,2),東南東に進むと(dx,dy)=(2,1)なので南南東に進んだ回数をn,東南東に進んだ回数をmとして右下に到着できるn,mを求めた.<br />
<br />
<h4>
2.18. 46 3色配置</h4>
適当にやればいけるやろぐらいの解答しか思いつかなかった.答え見てすげーなーってなった.<br />
<br />
<h4>
2.19. 47 展示計画</h4>
(a)自明だったので適当にやったら1多く答えてしまった.(b)ルネジムの問題(No. 39)を見た後なのでまぁわかる.<br />
<br />
<h4>
2.20. 48 マックナゲット数</h4>
適当に足したりしてたら気づくでしょ.<br />
<br />
<h3>
3. 感想</h3>
競技プログラミングに似ている問題があるので競技プログラミングの向上が期待できそうだけれどほんと貪欲思いつかないのでアレ.<br />
「それ貪欲で解けるよ」ってほんと何もヒントになってないからな~💢💢💢💢💢💢<br />
<br />
<br />
<br />
<br />TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-31707476413538095362018-07-27T01:55:00.003+09:002018-07-31T01:28:47.233+09:00アルゴリズムパズル 8-28 僕の解答・感想<h3>
1. 概要</h3>
『アルゴリズムパズル ―プログラマのための数学パズル入門』の8-28番目の問題の僕の解答・感想です.<br />
<div>
<br /></div>
<h3>
2. 各問題の解答・感想</h3>
<h4>
2.1. 8 ジグソーパズルの組み立て</h4>
<div>
1ピースの場合,2ピースの場合,3ピースの場合……と考えていけばあぁそういうことねみたいな感じになるので解けた.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.2. 9 暗算</h4>
<div>
ガウスっぽい求め方もやったけれど,先に思いついたのは行列を分割する方法.</div>
<div>
A = [ [1 2 3 ... 10] [1 2 3 ... 10] ... [1 2 3 ... 10] ]</div>
<div>
B = [ [0 0 0 ... 0] [1 1 1 ... 1] ... [9 9 9 ... 9] ]</div>
<div>
という行列を考えると問題の行列はA+BになるのでAの合計とBの合計を求めた.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
こういう問題は僕は好きで,昔小学生のころの実験的な授業で,「九九の百ます計算の表の中から,性質をたくさん見つけましょう」というのがあって,あの授業は良かったなぁと今でも思い出す.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.3. 10 8枚の硬貨に含まれる1枚の偽造硬貨</h4>
<div>
引っかかりました.8だから2^3やし3!!! と思って答えを見たら2と書いてあって,2手だよと書いてあるのをみてすぐに手法はわかったので先入観がネックだなぁと強く感じた問題.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.4. 11 偽造硬貨の山</h4>
<div>
思いついたのですごく気分が良かった.やり方は本の解答と同じだった.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.5. 12 注文付きのタイルの敷き詰め</h4>
<div>
本の解答同様に理詰めでやったところ,解答にある形とはちょっと違うけど条件を満たせない形に至った.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.6. 13 通行止めの経路</h4>
<div>
大学受験でやった.</div>
<div>
なにげにこういうテクニックって授業ではあまりやらなくて,どちらかといえば塾とかでしか教えてもらえないイメージ(友人から聞いた気がする).</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.7. 14 チェス盤の再構成</h4>
<div>
同じ色が隣り合わせになってはダメなので,そうならないように切断する必要がある.</div>
<div>
その場所を全部切れば答えに行き着く.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.8. 15 トロミノによる敷き詰め</h4>
<div>
n=1について考えればチョロい.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.9. 16 パンケーキの作り方</h4>
<div>
問題文読んで「よくわからない,普通に2枚ずつ焼いていって奇数だったら最後の1枚を2分かけて焼けばよいのでは?」みたいに思ったが当たり前に違っていて悲しい.</div>
<div>
ヒントをちゃんと読んで考えるべきだった.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.10. 17 キングの到達範囲</h4>
<div>
紙にかけばわかる.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.11. 18 角から角への旅</h4>
<div>
小学生の頃「レイトン教授と悪魔の箱」をやっていて,ナイトツアーがめちゃくちゃ好きだったのだけれど問題見た瞬間「おっ!8x8のナイトツアーやな!久々だけれどできるかな~?」とやってたら問題を読み間違えていることに解答を見て気づいた.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.12. 19 ページの番号付け</h4>
<div>
計算するだけ,高校数学感がすごい.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.13. 20 山下りの最大和</h4>
<div>
本では上からだが僕は下から計算した(一番下に0があるものとして,下から順番にその数字の下のある数字で最も大きいものをその数字に加える,という処理を上までやると最大和が出て,その経路を見れば下り方もわかる).</div>
<div>
プロジェクトオイラーっぽい問題だなぁと思ってたらプロジェクトオイラーの問題だった.</div>
<div>
なんとなく既視感があるしどこかで解いたのかもしれない.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.14. 21 正方形の分割</h4>
<div>
答えはあってるし,構成法も解答と同様だったがn=5の場合にできない理由にあまり自信がなかった.</div>
<div>
なお答えを見たらその理由が簡単に説明されていて少し考えたらなるほどとなった.</div>
<div>
(n=5の場合に仮に分割できたとすると,分割されてできた小正方形の四隅は,大正方形の四隅にくっついていないといけないが,そうすると真ん中に「十」みたいな空間ができてしまい,その空有間を埋めるとn=4になるしどう頑張っても構成できない)</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.15. 22 チームの並べ方</h4>
<div>
結構苦戦した.問題文もすこし読み取りづらかった.でも面白い問題だった.</div>
<div>
「推移律はないが大小比較ができる集合」って意識的に考えたことがなかったので普通におもしろいし,そういった集合でもソートみたいなことはできるのは面白いし,普通のソートのアルゴリズムが使えなさそうなのでどうやるんだろうとか妄想が捗る.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.16. 23 ポーランド国旗の問題</h4>
<div>
問題文だけだとよくわからないので図と例が欲しいところではあった.</div>
<div>
(正直一番左から~とか一番右から~というような情報を得ることはOKなのか?と若干不安になりながら答えを見た)</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.17. 24 チェス盤の塗り分け</h4>
<div>
問題文だけだとよくわからない問題だった.多分こういうことだろうと考えて答えを作った.</div>
<div>
(a) 2なのは明らか(チェス盤でナイトが行ける場所は今いる場所とは色が異なる場所なので9</div>
<div>
(b) とりあえず角においてみて,効きのある場所の色をすべて異なるようにしてゴニョゴニョしたら[[1 2 3 ... n] ... [1 2 3 ... n]]とすれば条件を満たすことがわかったのでn.</div>
<div>
(c) ビショップ同様とりあえず置いて……とやって本の答えと同じになった.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.18. 25 最高の時代</h4>
<div>
競プロかな???みたいになった.</div>
<div>
計算のオーダーが指定されてないし頭も良くはないので以下のようにやればいけそうだなぁと思って答えを見た.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
1. 没年で昇順にソートして,i番目の科学者の生年と没年を(a_1 b_1) ... (a_n b_n)とする.</div>
<div>
2. 各iについて,j番目(j<i)の科学者は死亡しているので,i番目~n番目の科学者でb_i-1年に生まれている科学者の集合をA_iとする(A_i = {a_k | a_k < b_i, k ∈ {i...n}})</div>
<div>
3. A_iの要素の数をn_i,A_iの要素で最も大きい数字をc_iとする</div>
<div>
4. iをn_iが最大となるiとすると,c_i年~b_i-1年が最高の時代</div>
<div>
<br /></div>
<div>
という方針でO(n^2)やなと思って見たらO(n log n)の方法が紹介されていてしょぼりーぬであった.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.19. 26 何番目か求めよ</h4>
<div>
高校数学だった.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.20. 27 世界周遊ゲーム</h4>
<div>
適当にやったら見つけられた.解はたくさんありそうではある.</div>
<div>
<br /></div>
<h4>
2.21. 28. 一筆書き</h4>
<div>
ちょろい.</div>
<div>
小学生の頃一筆書きをしよう!みたいな算数の授業があったのだけれどそれが全然できなくて軽く泣いた思い出がある.その時書けなかった図形は今でも覚えている.</div>
<div>
まぁそういう経験があったので奇数のnodeがあったらそこから出発し,奇数のnodeで終わる必要があるのも熟知している.</div>
<div>
<br /></div>
<h3>
3. 感想</h3>
<div>
今回得られた反省としては,</div>
<div>
<br /></div>
<div>
1: 問題文をよく読むこと</div>
<div>
問題文をよく読んで,よくわからなかったらヒントを読むこと.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2: 先入観にとらわれるな</div>
<div>
簡単すぎる場合はもう少し考えて本当にその解であってるか考えたほうが良い.</div>
<div>
また最適だろうと思ってももう少し考えて改良できないか考えたほうが良い.</div>
<div>
<br /></div>
<div>
といったところだろうか.後加えるなら</div>
<div>
<br /></div>
<div>
3: オライリー本がプログラム書くための本だとは限らない</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ですね.正直読むスタンスを間違えていた.</div>
<div>
プログラムが書ける人向けのパズル集なので,数独の問題をとくのと同じように紙とペンで解いてるのが適切だった.とても楽しい.</div>
TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7272559230225261720.post-32530571461379304742018-07-25T21:12:00.000+09:002018-07-25T21:12:07.406+09:00アルゴリズムパズル 6-7 実装例<h3>
1. 概要</h3>
『アルゴリズムパズル ―プログラマのための数学パズル入門』の6, 7番目の問題「行と列の入れ替え」の実装例です.<br />
<br />
<h3>
2. 解</h3>
この本はパズルの問題文・ヒント・解法が羅列されているという少し特殊な本なので,ブログにパズルの内容について書くのは引用に収まるのか?という疑問があるので問題文は書かないです.<br />
<br />
<h4>
2.1. 問題6 指数え</h4>
本の解説のとおりなのでまぁ実装する必要はない<br />
<script src="https://gist.github.com/TonyMooori/597c6e374153b828816a7e812464db64.js"></script><br />
<h4>
2.2. 問題7 真夜中の橋渡り</h4>
1分の男を何回も酷使すればいけるのではと思ったら駄目だったので少し考えることになった問題.良問だと思うが一般的に解く方法は全探索しか思いつかない.<br />
解説にあるが「橋とトーチ問題」という有名な問題でそこそこ研究されてるらしいが特に調べてないのでわからない.<br />
なお今回のような「歩くのが遅いやつ二人をどこかで一緒に連れてく」という方法では最適解を得られない場合もある(例:5分 6分 6分 7分のひとがいる条件では一番渡るのが早いやつが懐中電灯を持ってひたすら往復するのが一番早い)<br />
<script src="https://gist.github.com/TonyMooori/3be80a840b904e68715a2b9581e51d46.js"></script><br />
<h3>
3. 所感</h3>
難易度はまだ低いがまぁよい.<br />
プログラミングの能力というのはぶっちゃけアルゴリズムを考える能力や数学力によって上限が決まってしまうので,それをどう上げるかが大事だと思ってるのだけれど,それが上がってないのはよく感じる.<br />
そう考えるといちいち実装する必要はないので,頭で解けば良い問題は頭で解いて,実装が楽しそうな問題だけ実装することにした.<br />
ただし今後も1日~2日に1回はブログを更新するつもり.TonyMooorihttp://www.blogger.com/profile/00299008520462803517noreply@blogger.com0